鳥インフルエンザや豚コレラ、口蹄疫など、発生した畜産施設の家畜を皆殺しして埋めてしまう処置が取られることが一般的です。 いわゆる「全頭殺処分」
PGJは漠然と「農業共済などで補填するのだろうが大変だねぇ」と思っておりました。
たまたま見つけました。 バッチリ充実の国家補償です。
http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/csf/shien_taisaku.html
こちら農水省の豚コレラ対策の農家への補助の規定です。
処分した豚の評価額は、まるまる国が払ってくれます。 焼却埋却コストも国と都道府県が見てくれます。
経営再開の援助金も出ますし、低利融資もあります。
感染症ですので、「金が無いから殺せません。」と言うわけにいかんので、国で「エイや」をするのは正しい選択です。
ヒトの結核治療費が全額国負担なのと同じです。
しかし、手厚すぎて,個々の畜産農家が防疫努力をしなくなるような気もします。 特に1,000頭、2,000頭の中小規模の農家がきちんと以下の防疫指針を実施しているのか?というとかなり怪しいものがあります。
http://jlia.lin.gr.jp/eiseis/
今、GAPだ、HACCPだと畜産業界も賑やかですが、審査合格証もらって元の木阿弥と言う、ひと頃の工業でのISO9001ごっこの二の舞にならんといいですね。
しかし、この国は農家と地方生活者に手厚いなぁ。