以前 仕事で容器リサイクルプロジェクトを手掛けた際に参考になったのがこちら。
いかに日本のリサイクルがアホで、方法(分別やリサイクル)が目的になってしまっているかを突き詰めて書いた本です。
PGJのQTHでも行政はやたらと細かい分別を要求していますが、細かいわりに回収頻度が高くないので紙ゴミは月2回、瓶缶に至っては月1回。 これだけ通販が普及してどちらの家庭でもダンボールの山だというのにね。 特に我が家は通販利用率が高いうえに3月から延々部屋の模様替え中ですごいことに。
「かなわんから」と、清掃工場へ持っていくと、トラック用の台貫で計量されて25Kg分の廃棄料を取られます。 搬入5Kgでも25Kg分。 トラックスケールですからton単位で見るので最小目盛りが25Kg。 計量法上違法ではないかと思うのですがね。
お隣の静岡県はさすが紙産業の盛んなところらしく、大きなスーパーやホームセンターにはダンボールや古紙の回収ビンがおいてありますし、古着ポストもあります。 というわけで、資源ごみが貯まると静岡県まで捨てに行きます。 PGJも無駄なコストを払わなくて済みますし、あちらの自治体も有価資源を売って利益が出ます。 まさにwin-winです。
最近、地元自治体から古着の輸出がCOVID-19で止まったので出さないでほしいとかいうお知らせが出ていました。 なぜ「燃します」と言わないのか? 昨今の家庭ごみは熱量が少なくて分別回収したプラスチックごみを業者から再購入して燃料にしたり、重油を足したりしないとゴミが燃えないのですから、とっとと燃してしまえば良いのです。 LCAを低くすることがリサイクル、リユースの目的ですから、リユースができないならサーマルリカバリ燃料にしてしまえば良いのです。
それをやらないのはリサイクル利権なるものがあるからなんでしょうねぇ。
神奈川県も相模川を越えると西側は文化果つる場所というのを実感する足柄山の金太郎ぐらしでありましたhi