谷を埋めれば崩れます

先日の熱海市(JCC1805)の土石流。
あまりの大雨に「盛り土が崩れた」説や「盛り土も巻き込まれた」説が出ておりますが、山を開発する際には既存地形や地下水分布を考慮し対策しないと碌でもない事が起きるというのは1985年の長野市(JCC0901)でも再認識されたことでありますが、そんな地形を作ろうという人や住もうという人は絶えません。
「1985年7月26日長野市地附山地すべりによる災害の調査報告」

昨今は、土地の旧状がどのようなものであったかは「重ねるハザードマップ」で容易に見ることができます。
以下はPGJが以前2年ほど住んでいた山の中の造成地です。 緑のところは谷を埋めたところです。

重ねるハザードマップが出てくる前は国土地理院の航空写真や古地図とにらめっこでした。
https://mapps.gsi.go.jp/maplibSearch.do#1(以下写真と地図の提供 国土地理院)

左の写真は1976年 右は2012年です
削って埋めたねぇ。 というのがわかります。

地形図 左は1894年 右は現在
写真なり地形図なりを見ているだけでも「あぁ、ここは滑るな」というのがわかります。(中学理科) 
下のバナーをクリックすると重ねるハザードマップへ飛べますです。
       NDRF-RS

ご参考まで
引っ越すときはハザードマップくらい見ましょう。

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