XYLが20代に乗っていた通勤自転車。 丸石のツアーモデルです。 これも2009年にオーバーホールしてから乗っておらず、掃除もしておらず。
で、年末に掃除して錆落として磨いて給脂してタッチアップして。 総引越し距離17,000kmだからタッチアップしきれない塗装の痛みがあのが悩ましい。
夫婦でビジネスクラス60kgだか120kgだか載せられた時代に南半球へ持っていったのでした。
さすがに航空貨物だと傷も付きます。
で磨いている最中にダイナモが壊れました。
支えのABS樹脂が劣化で割れてしまったのですが、これが今は滅多と見ないランプと発電機が別体式のアレです。 アラカン以上でないと見たことがないのでは?という代物。
ミツバ製6Vです。 JISマークが付いています。 今も自転車発電機のJISなんてあるんだろうか?
あった。 JIS C 9502
ミツバといえば今は自動車電装品屋さんです。 https://www.mitsuba.co.jp 自転車のダイナモから始めたビジネスだそうで、当然自転車用品なんて作っていない。 あっても40年前の部品があるとも思えず。
ともあれ、ヤフオクかメルカリであるだろうと、探してみると、新品のアルミ筐体のダイナモを見つけので即ポチ。 速攻到着。
で付けてみた。
くそー。 世の中甘くない。
当たり前のことではありますが発電機には取り付け位置の左右がありまして元々付いていたものは世にも珍しい左用。 ポチしたのはそこいら中にある右用。
どうやら「ミツバの左用」は珍品らしく古い自転車を治している人々があちこちで「ミツバの左用がない!」と悲鳴を上げています。 探せば出てくるでしょうがとりあえず乗れるようにしたいのでググってみると「ミツバの左用がないから、シビエの6V左用で代用!」とか云う記事を見つけました。
ありがたい! オークションサイトで新古デッドストックを見つけてポチ。 両方合わせても4000円ですから安いもんです。
ところがこのシビエの6V。 首が短くてタイヤに届かない。
しかたないのでアルミの汎用金具を買ってきて整形して下駄にしました。
ほぼこの自転車で夜間数時間走るということはないはずなので、ミツバの左用長首がオークションに出てくるまではこれで代用です。
さて、ツアーサイクルなのでフロントキャリアに懐中電灯が下げられるようになっています。 これまたデッドストックがオークションに出ています。 どうするかなぁ。
昭和の時代に「いい自転車だねぇ お父さんに感謝しなきゃねぇ」と有料駐輪場のおじさんに言われるくらいXYLもピチピチだったのよね。 ちなみに買ったのはお父さんではなくて夫さん。 hi
貧乏だったPGJにツケで売ってくれた水沢サイクルに感謝である。
さて次はXLR80Rのタンク。