PGJのCarl Zeiss製品とのお付き合いは1989にOZ(デンマーク王国)で仕事していたときに8x56mm双眼鏡を買ってからだから優に四半世紀超え、とはいえ、双眼鏡以降はソニーのデジタルカメラにZeissレンズがくっついているのがある程度のお付き合い。 仕事で使う光学機器はニコンかキーエンスだったし。 PGJのようなゲッキュウ鳥には「お高いのでとても買えない」
で、久しぶりに出会ったのが老眼鏡のレンズ。
十数年レンズを入れ替えながら使っていたアランミクリのフレームを壊してしまい、とりあえず裸眼で使う老眼鏡が必要になって眼鏡屋さんに行きましたら、レンズが「ニコン、HOYA、Zeissのどれから選びます? 遠近の過渡特性の評判がいいのはZeissですが納期が長くて高いです。」だそうで。
「Zeissのレンズなんて高くて買えん」と思っていたら今はなき銀座のアランミクリの店で買ったニコンレンズと対して変わらん値段で。 ドイツ製造からアジア製造に替えたのかね? >大阪で作ってた
で、Zeissレンズで遠近両用老眼鏡を作ってみました。
「おぉ! 見やすい!」
遠近両用眼鏡を使いだして20年。 今までで一番見やすい気がする。 どこにもピントが合う。 どこにもピントが合うといえば我が家の対物56mmと40mmの双眼鏡もピント合わせしないでもピントが合ってしまう。 眼の合焦機能をうまく使っているのでしょうが、自然観察などでは大変便利なのです。 ニコンの双眼鏡は自然観察ではピント合わせが忙しい。 コレが天体観察になると、Zeissの双眼鏡は星への合焦感が出なくて苦労するのですがニコンのはカッチリ出ます。 それぞれの設計思想なのでしょうね。
ともあれ眼鏡はどこでもピントが合うのが正義。 Zeissの計測器で検眼するともっと性能が出るらしい。 というわけで次の眼鏡はZeissのおすすめ販売店で作ってみます。
運転用に最適化したレンズもあるらしい(以下)ので、今度作ってみようかな?https://www.zeiss.co.jp/vision-care/eye-care-professionals/lenses/lenses-for-every-need/drive-safe-lens-portfolio.html
老人の瞳孔は開いても5mm程度、若いときのように7mmも開きません。
(若くても7mmしか開かない。 瞳径7mmを超える双眼鏡がないのは、そういう理由。)
開口直径7mmが5mmに。つまり集光力は半減しているのよ(円の面積は算数でやったよね)、その老人の瞳孔径を前提にレンズを作るって云う、Zeissの運転用レンズの思想は当たり前ではあります。
当たり前なんだけど、今までそういう検眼を経験したのはZL、Gisborneの眼鏡店と某県眼科医師会長の医院の2度しかない。 まぁ日本の眼鏡産業や眼科医業界ってそんなもんなのは眼科医療機器会社に勤めておりましたので存じてはおりましたですよ。hi
で、このレンズ。 フレーム合わせてカットしたあとにZeissロゴをレーザーで入れているんですなぁ。 まぁブランド品^^
この眼鏡を受取りに眼鏡屋に行ったら、店頭でXYLとばったり。 XYLもZeissのレンズで老眼鏡を作っていた。。。
「あら、同じ店だったの?」
二人で同時に作れば1割引きだったのにねぇ