いよいよ出ましたね。 ミシュランレストランガイド。
「え?」というようなカウンターの店もあるそうで、気楽に星を引き受けてしまったお店の中には予約をさばき切れなくてサービスが破綻寸前の店や、いきなり天狗になってしまう店などあるでしょうなぁ。
F(フランス)は星が減ったといって自殺してしまうシェフが出るくらいだそうですが、さてJAではどうなりますかね?
このガイドブックに対して良く聞こえてくる意見としては
「ガイジンに日本料理がわかる訳がない」
「日本料理の予備知識が無くても入れるメニューの店が多い」
「老舗の伝統を無視して評価している」
などなど
馬鹿だねぇ。
「ガイジンに日本料理がわかる訳がない」
それをいう人たちは「日本人にフレンチがわかる訳が無い、中華がわかる訳が無い」とも思っているのだろうか? 旨い物は誰が食べても旨いものです。
ある種の日本人は日本の文化が非常に特殊でガイジンには理解不能と思っているけれど、大間違い。 特殊だけれど理解不能ではありません。 多くの場合、理解させる努力を怠ってきた面が多いとPGJは幾つかの外国の企業で働いてきた経験から感じています。
むしろ、日頃コンビニ弁当で暮らしている日本人には星付きの店の味は理解不能だろうとは思いますよ。
「日本料理の予備知識が無くても入れるメニューの店が多い」
当たり前です。 そもそもこの本は観光ガイドです。 「初めての人が訪れても戸惑わずサービスを受けられる」という要素は大事だと思いますよ。
そもそもあなた、すし屋のカウンターでネタ表を見ずに注文できます? 私は出来ない。
「老舗の伝統を無視して評価している」
味とサービスが評価対象なんでしょ。 大体、伝統は評価しようが無いでしょ。
まぁ、このミシュランガイドの騒動を見て居ると日本の攘夷思想の根深さを感じます。
外資に勤めるPGJなんぞは天誅されそうですな。hi
反面、このガイドブックは売れまくりでamazonでも5週間待ちだそうです。 各店も予約の山で大変らしいです。
さて、意見といえば「来年、星付きの店の顔ぶれがどう変わっているか?」というのもありますが、これは本当にそう思います。
ちょっと売れるとビジネスを拡大してサービスの質が落ちてしまうのはよくあることです。
丸ビルと麻布十番にある行きつけの和食の店も去年くらいからサービスの質が低下してきて「アレ?」と思っていたのですが、先週行って、味にもメニュー構成にもサービスの面でもとどめを刺されました。
まぁお店の緊張感の鮮度は3年なのかなぁ?
ま、ミシュランガイドブック。 自分の舌に自信の無い方々にはFBなガイドブックではあります。