言葉の通じない観光

OZ(デンマーク王国)で仕事をしていたときのこと。 言語はデンマーク語。 公共交通期間の表示もすべてデンマーク語。
英デン辞典を片手に悪戦苦闘で生活をしたものです。 ただ、デンマークの救いは小学生以上なら英語が通じるということです。 これは大きい。 スーパーマーケットのおばちゃんでも英語で聞けば英語で答えてくれる。
メキシコはそうは行かない。 メキシコシティーのような都会ならまだしも! 今回私が行ったケレタロなぞ英語が通じるのは、怪しい英語のホテルのフロント以外、社内共通語を英語にした出張先の工場の若手とマネージャー以上だけで、博物館でも英語のパンフレットすらない。 英語はだれも分からない。
当然。 スペイン語圏で人々が英語を話せなくても良い訳で、隣の国の言葉ではあるが日本人が朝鮮語を話すのは稀だし、そういう考えからすれば、まったく無問題。
だがー
町が世界遺産に指定されてるんだよ。 せめて英語のパンフぐらいおいとけ!と思ったのでした。
ちなみにZLでもOZでも英独仏伊中国スペイン各語のパンフは普通に揃っていたけどねぇ。
ともかく! 言葉の通じない国での観光は本当に大変。 よく一言も現地語を話せない人が観光旅行に行きますが、あれで楽しいのかねぇ。
私は18世紀の「痴情のもつれ殺人事件現場」博物館のまったく英語を解さないおばあちゃんボランティアガイドが身振り手振りガイドを身振り手振りで理解すべくがんばって、それなりに楽しかったですが、 これは誰でもできるわけでは無いですしねぇ。
(恥を知っている普通の日本人はあまりやらない。)
とりあえずこれで勉強しました。

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