「なにかを為したいと思うものは、まず何より先に、準備に専念することが必要だ。 機会の訪れを待っての準備開始では、もう遅い。 幸運に微笑まれる前に、準備は整えておかねばならない。
このことさえ怠りなくやっておけば、好機が訪れるやただちに、それをひっ捕まえてしまうこともできる。
好機というものは、すぐさま捕らえないと、逃げ去ってしまうものである。」
「戦略論」 マキアヴェッリ語録 塩野七生訳 新潮社文庫
転職にしてもそう。
会社を辞めたくなってから資格を取ろうとか。
受けてみたい会社があるから、職務経歴書書いてみようとか。
悪いが手遅れ。 いきなり本命会社の面接を受けてうまく行くと思う?
99%失敗します。
マキアヴェッリは好き嫌いの分かれる人物ですが、かなり人間の本質を言い当てていますね。 私は好きですが、あくまで塩野七生訳での印象。
原典原文で読まねば真意は伝わらないのはどの言語の文芸でも一緒。