24日の讀賣新聞一面「地球を読む」に「科学的に無意味な過剰な検査をして安易な安心感を売っている」と言う典型的悪例としてJA(日本国)のBSE(いわゆる狂牛病)検査を例示する記事が載っておりましたね。
原文一部抜粋「消費者の中には達成不可能な目標といえるゼロリスクを求める人がいる。 そうした要望に応えるために科学的には無意味と思えても膨大な人と手間をかけてこのような対応がなされている」筆者は国立がんセンターの垣添名誉総長。
PGJも再三書いているとおり、人の関与するものに100%絶対はありえない。 これはキリスト教イスラム教の下で発達した科学の常識。
理科教育の衰退で、解決不能な絶対を求める消費者(クレーマーと言う)が続々と増え、対応コストが製品価格にどんどん乗っかり、このままでは産業の競争力が衰えかねない。
一方、すでに海外生産者に「そんなに五月蝿いなら日本へは輸出しない」と言われ、日本へ来なくなり始めて食品だってあるのだ。
ことは食品に限らない。 一般消費財然り、医療機器もまた然り。
デスクなり、編集長なりが理解できないと、こういう記事は載せられないから、讀賣は新聞各社の中でも救いがある。 (先々代からの読者の贔屓の引き倒しか?)
「イースト菌をつかわず天然酵母を使って」等という科学的に意味不明な記事(上記記事の前日かな?)を書く記者もいるところは、さすが大新聞。
記者もピンきり山のようにいるんだろうと云うところですな。
イーストとは酵母のこと。 天然だろうが工業培養品だろうが、もともとは、そこいらにいた微生物。 未だに人類は単純な微生物である酵母すら人工で作り上げたことは無い。 みな野生を品種改良し増殖させてきただけ。 酵母は真菌だが酵母菌とは絶対に云わない。 「イースト菌」などと云うと馬鹿丸出し。 酒屋やパン屋でもイースト菌と云う人がいるが、大学でまともに授業を受けてこなかったのがバレバレ。 天然酵母=野生酵母。 カンジダも野生酵母に含まれておりましてね。hi 工業的に培養した酵母のほうが安全に決まっております。 天然ならテトロドトキシンまで健康に良いと言いかねない天然安全教の信者を駆逐するには理科教育の強化しかないねぇ。 |