海水温上昇で秋刀魚が取れないそうです。
庶民の味方が今年は高級魚ですな。
さて海水温が高くなると、頭が痛いのがシガテラ毒魚(しがてらどくぎょ)。
なんと東京湾でも釣れるようになったそうで。
PGJが学生の時分には「太平洋の南北回帰線間周辺の島嶼で見られる生物濃縮型毒素による食中毒。」 当時「天国に一番近い島」と言われていたニューカレドニアあたりは大産地。
「地元民は知っているから食べないけれど、平気で魚市場に並ぶんだよなぁ」と水産学の先生が語っていました。「観光客には、文字通り天国に一番近い島だな」だそうで。
この中毒は、症状が半年続く皮膚感覚の異常でして、ともかく悲惨。
こうなると、牛馬羊豚鶏を家畜として飼って屠殺して食べるようになったように、魚も人的に管理された餌だけを与えて育てる養殖魚の方が安全になってきましたね。
安心安全が好きな方は天然物はおやめなさいということで。
ゲームミート猪よりも豚肉の方が安全。 野生のエゾシカよりZLの鹿牧場のベニスンの方が安全。 天然のタイより養殖の鯛の方が安全。 安全な餌(脊髄を含む肉骨粉を反芻動物に与えるのは安全な餌とはいえないよ)を管理して給与できることが人工飼育の最大の利点です。