×

与太郎戦記

「わたくしは、春風亭柳昇と申しまして、、、大きな事を言うようですが、今や春風亭柳昇と言えば、我が国では、わたし一人でございます。」の柳昇師匠が亡くなってもう8年ですか。 PGJが寄席に通っていたのは、今ほどブームになる前の、観客が10人も居たら「超満員のお客様」時代でした。 当時は柳昇師匠もくたびれながらも元気に噺をされていました。 
当時の寄席の空き方たるや、切符を買おうとすると窓口のガラスの向こうから「あんた、本当に入るの?」という視線が飛んでくると云う有様でした。
そんな柳昇さんの与太郎戦記ああ戦友という文庫を珍しく書店で買いました。 (最近は本はamazonばかりなもんで)
PGJの父とほぼ同世代。 帝国陸軍で戦った場所も似たようなもんで。
戦後の復興期の話を久々に読んだ気がします。
特に戦後の戦友会の話は、本人の楽しかった雰囲気が伝わってきます。 父も戦友会が好きでした
一度だけ連れて行ってもらったことがありましたが、楽しそうでしたね。
器用貧乏で当時としては珍しく機械商社を転職しまくった父は、昭和の内に逝ってしまいましたので、当時の雰囲気は、このような本でも読まないとPGJにはピンときません。
そういう意味では良い本でした。 

Share from here.