赤十字150年


今年は国際赤十字の前身の国際負傷軍人救護常置委員会ができて150周年。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E8%B5%A4%E5%8D%81%E5%AD%97#.E6.AD.B4.E5.8F.B2
来年はジュネーブ条約150周年だそうです。
http://en.wikipedia.org/wiki/Geneva_Conventions
西洋文明というものは、よくもまぁ熱心に組織的に戦争をするもんです。
さて、本邦における赤十字の歴史は意外と古く、西南の役には衛生兵が配置されていたそうです。(西南の役 知ってる?)
ついこの間まで首狩り競争をしていた民族とは思えん変わり身の早さですね。
国民のほとんどが貧乏で失うものがなかったから、革命が可能だったんですね。 いまのようにそこそこ皆が豊かになると改憲すらできないという。。。
赤十字と言えば従軍看護婦の活躍が婦人従軍歌にも歌われていますね。
「いとねんごろに介護する心の色は赤十字♪」
HB9(スイス連邦)ジュネーブには赤十字赤新月博物館があります。 
意外と日本がらみの展示があったりしますが、それは
1. 日本政府は結構なスポンサー
2. 敵味方分け隔てなく なんて夢物語を本当にやってのけたのが日露戦争時の日本だから。 展示するくらい珍しいということは、欧州でも、理想と現実は普通は大違いというわけで。 本音と建前は欧州にもあるのさ。
ちなみに近所にはITNもあったりしますが。
ところで、赤十字の印はむやみやたらと使用できないそうです。 
病院も赤十字病院でないと、あの赤バッテンは使用してはダメ。 
http://www.jrc.or.jp/vcms_lf/redcross080924-1.pdf
昨今救急箱の十字が緑十字になったのはこのような事情もあったんですね。 知らなかった。

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