日本酒の輸出量が増えています。
たしかに米国市場ではもはやGinjoは普通名詞と化しております。
高めのレストランで使われているようですね。
外食産業は何処の国も何かしら目新しいものを求めていますので、需要と供給がマッチしたわけですね。
Y2K以降ほぼ右肩上がり(除くリーマンショック)。 2011年には1.4万キロリットル88億円の輸出で外貨を稼いでおります。
立派なもんです。
XYLに言わせると「日本でもちょっとばかりワインを知っているとおしゃれに見えるじゃない。 まぁあれと一緒よ。」と身も蓋もないですが、嗜好品ですから三蔵法師でも、飲んでいる本人が十分おいしければそれで結構です。
ところで輸出しているとはいえ、FCLで出せる醸造元はまだ少ないようですね。
(FCL=Full Container Load 自社でコンテナに満積載できる状態。)
多くの貿易実務に疎い酒屋さんは、こういう輸出商社に頼るわけですがhttp://sake-exporter.com/jp、数パレットの輸出では商社はともかく酒屋は「利益でねぇなぁ」でしょうね。
もっとも、「日本酒は原料はほぼ水。儲からなけりゃ嘘。」と言ってのけた造り酒屋もいますhi。
商社でもSKU(Shelf Keeping Unit=商品管理単位)ばかり多くて手間食ってかなわないでしょうねぇ。 輸送はRefer(定温コンテナ)ですし。 ともかくコスト高。
いくら日本の酒税と消費税を払い戻してもらってもねぇ。
という訳で、1000円の酒が30USDに化けるわけです。
日本で売っているワインもそう。 1500円の輸入ワインなんてFOBいくらでしょうねぇ。300円? (チリは無関税ですが)
しかし、ここまで酔えるのはすごいなぁ