いつもリアシートの雑嚢の中にぶち込んでいるだけなのですが、そういう運び方だとどうしてもひとつしか持って行けず、せっかく車で動いているのになぁと思うこともしばしばなこの10年。
そんなこんなで、移動運用の同軸やらワイヤアンテナやらを入れるつもりで買ったケースに、ペリカンのスポンジ(職場で大量廃棄したのでもらってきた)を詰め込んで双眼鏡輸送ケースを作ってみました。
これなら車のブーツにぶち込んで出かけられます。
ちなみにこのケースはペリカンではないので気密性があるようでまるでなし。 水をかけてしばらく漏れない程度と思われます。
脱酸素剤を入れて気密テストをしたら翌日脱酸素剤がオーバーフローしていました。
という訳で普段の保管には使えません。
普段の保管はZeissとNikonはガラスショーケースに普通にぶち込んでおきますが、骨董品のいつカビるかわからん日本光学製は装弾缶に脱酸素剤と共に入れてしまいます。
双眼鏡をかびさせない保管方法はいろいろありますが、単純なのは保管環境から湿気を抜くか酸素を抜くかです。
ゴム製部品のある製品は乾燥させすぎるとゴムが割れるので、脱酸素だけが有効な手口です。
この方法で多くの35mmフィルムを守ってきました。 30年も経つと有酸素状態でネガフォルダに入れておいたフィルムはフォトショップで再生しないとダメダメです。。
装弾缶=アモカン=Ammo canです。 ZLで買ったりハムフェアで買ったりしましたが、これだけ安くて密封度が高い容器はそうそうないですね。 横っ腹にマシンガンの弾よなんて印字してあると高いですが、無地だと大安売りです。
ホッカイロ = 脱酸素剤
理屈はこちら。 http://www.zl2pgj.com/hanasi/21ageless.html
ただ百円カイロは酸化剤が漏れて金属部品を侵す場合があるのでジップロックなどに機材を入れて直接カイロが触れないようにした方がいいです。
XYLからもらった手紙なども脱酸素保管でインクの退色なく老後の楽しみにできます。
昔はハムフェアか横田か御徒町でしたが、いまではヤフオクで普通に買えるようですね。
http://auctions.search.yahoo.co.jp/search?p=%E3%82%A2%E3%83%A2%E3%82%AB%E3%83%B3&aq=-1&oq=&x=0&y=0&ei=UTF-8&tab_ex=commerce&auccat=&slider=0