缶コーヒー飲んで 赤富士

今朝は早起きしてGROMの補助灯の照射パターンの確認の為に日の出前に出発。 
照射を見やすい交通量の少ない照明のない暗い山道というと箱根外輪山の東麓の農道がありますので、まずはそちらへ。 大体の照射の感じはわかりました。 悪くないです。 
照射パターンの記事はまたいつか。

ところで 出掛けに飲んだ薬が喉に引っかかっているので「少量の温かい飲み物」で流そうとコンビニエンスストアによりました。 
今世紀初 缶コーヒー飲みました! 相変わらず缶コーヒーの味です。hi 

コカ・コーラ様のジョージアですよ。 日本コカ・コーラ様は御縁があったけど行かなかったねぇ。 あれで行ってりゃ地獄を見ていたhi

今は知らんですが、その昔は缶コーヒーは外国への土産に結構笑いを取れる製品で、特に食品業界では「え!?」と言われたもんです。 「コーヒーってその場で淹れるもんだろ」っていうのは諸外国の常識ですから。 その昔、ジョージアが出始めた頃はコカ・コーラ様は自社工場でコーヒーを煮出していたんですよねぇ。 その抽出滓を欲しがる食品会社が結構あったそうですが「そんなもん廃棄に決まっているだろう配合がバレる」だったとか。 さすがにジョージアバカ売れするようになると原料は某社のインスタントコーヒーに変わるわけですが、その容器のどでかいこと。 パレット1枚に1袋のデカさでした。 今はどうしているんでしょうね。 

その昔、缶コーヒーは加糖のカフェオレ風のものしかなかったのですが、それはフラットサワーという耐熱細菌による変敗を防ぐためにショ糖エステルという乳化剤を使っていたからなんです。 
ボツリヌス菌を殺菌する温度と時間を掛けてもフラットサワー菌が生き残ることがありまして、それも殺菌しようとするとコーヒーの風味がすっ飛んでしまう。 

滑った転んだしているうちに見つけたのがショ糖エステルがフラットサワー菌を効果的に抑制するということ。 ハムソーセージの発色剤亜硝酸塩がボツリヌス菌を効果的に抑制するのと同じ感じ。
でも「制菌剤」「保存料」というモノを缶詰に入れることは今も昔もできない。 でもショ糖エステルの本業は「乳化剤」なのですよ。 「ミルクを入れたら乳脂肪の分離を抑えるために乳化剤が必要」という理屈でショ糖エステルを入れはじめたわけです。 つまりミルクを入れないと乳化剤を入れる理由がつかない。

という訳でブラックコーヒーの缶飲料が出てくるまでにはだいぶ時間がかかりました。 出てきたときは缶詰業界は「へー!」でしたよ。 

食品業界の話の種はこちら

さて、コーヒー飲んだら足柄峠

途中の観望広場で日の出。

赤富士きれいね。 カメラを持ってこなかったのは惜しかった。

足柄峠を超えて南足柄へおりたら、今度は金太郎林道を通って仙石原へ。 仙石原から、箱根裏街道を通り宮城野の桜。

宮ノ下から1号線を下ってかまぼこや

で、また東麓農道を北上してと、ぐるぐる回って帰ってきましたとさ。

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