林檎の花びらがぁー
と歌ったのは美空ひばりでありましたが、りんごの花の咲くころは雲雀(ひばり)が天高く歌うシーズンです。
(雲雀というのは野原に巣を作り、垂直上昇しながらピーチクパーチクさえずりながら縄張り宣言する野鳥です、念のため)
林檎の花が果てしなく咲いている風景は津軽平野にも似た感じです。
さて、ニュージーランドのりんご業界ですが、、、破綻寸前。 りんご農家の数は減る一方です。 南島ではりんごの木を切り倒してボンボン燃やしています。
なにしろ他の農産物と同様、輸出が主力のZLりんご業界はNZ$高の影響をかぶり四苦八苦。 おまけに、昨シーズンは共産中国が低価格りんごの輸出を始めたのが効き出して北半球は過去最大の大豊作で、りんごが世界的にだぶついている。 りんごは環境調節(CA)倉庫に入れておくとやたら長持ちするから、端境期にZLから輸出しても世界中のお客さんは「りんごなんて見たくねぇ」状態。
さらに、隣のオーストラリア(VK)が、ZLのりんごを植物検疫を理由に輸入禁止してしまって。。。。
日本の青森りんごは高級イメージが付いているので、東アジア各国で高値で取引されているそうですが、ZLの農産品は「品質はそこそこ、でも安い」で売られてきたので、値が上がったらそれでOUT!
JAの成功した農家は「無駄を出さないように手をかけて」歩留まりの高い生産をしています。 ZLの農業はすべからく、「機械でドカンと一発。 傷物は捨てればいいや」生産なのでともかくロスが多い。 日本の食料商社の人々が口を酸っぱくして「その方法は時代遅れ」と口説いても、なにしろ高校すら満足に出ていない人が多いZLの野菜輸出業界は、その理屈が理解できない>で国際競争力を失っていく>で、りんごの木は切り倒される。
(この停滞しまくった学校教育の国で、その教育すら受けていない人々が、どれだけ国の足を引っ張るかを見ていると、まるで明日の日本を想像できる)
その昔1USドル360円だった為替が150円になり100円になってもちゃんと輸出ビジネスを継続して利益を出している日本のメーカー各社と同じで、ZLでもドル高にもかかわらず苦しいながらも輸出で利益を出している食品会社もあります。
ニュージーランド人でも、やりゃぁできるのよ。。。。 あ、あの会社は外資だった。 そういえば管理職も外人が多いやhi ヤレヤレ。