スーパーのショーケース

日本のスーパーマーケットの低温ショーケースは見ていて楽しい。
いかにも日本的な美しさの展示を感じます。
しかし、時々低温ショーケースのもっとも大事な役目を忘れている、スカポンタンな展示販売が見られます。
冷凍冷蔵ショーケースの最大の目的は、食品の劣化を防ぎつつお客様に商品を美しくみせて買っていただく。ことですが。


写っているのは非接触型赤外線温度計。 ここは冷凍食品のショーケースで-18℃以下でなくてはいけませんが、-5℃もあり、食品はただ凍っているだけ。 風味の劣化が起きる温度です。
(凍っていればいいってもんじゃないのよ)
それにここまで温度が上がっていると、購入後帰宅前に製品が一度溶けてしまうことがあります。 それを家庭の冷凍庫で再凍結させると、もう味も見栄えもヨレヨレ。
ショーケースの能力への理解不足や食品の格納方法を誤ると、こういうことがおきます。 
というわけで、我が家の買い物は赤外線温度計が不可欠。 まともな管理のできない店からは物を買いたくないですからね。 

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