文科系に食品を売らせるな

これは、ニュージーランドで普通に見かけるジャガイモの販売形態です。

不透明のプラスチックフィルムの容器に入って売られています。 中は見えない。 しかし、洋の東西を問わず中身を見たいと言う消費者の要求はありますから、

裏返すと網になっていて中が見える。

なぜこんなことをするかと言うと、ジャガイモは光を浴びると、皮の下(芽だけじゃないのよ)にアルカロイド毒素が作られて、エグ味の強い芋になりまして最悪のばあい食中毒になるからです。
よく小学校で生徒が一網打尽になっている話はコチラ
ですから、この袋も裏側は遮光性を上げるために真っ黒になっています。
で、下は日本のスーパーマーケット。
イトーヨーカドーかジャスコか、マルエツかどこか。

蛍光灯から数センチの距離で光を当てて毒芋を店頭で製造販売中。 すごいのは緑化している。 (緑になった芋を食べると腹こわすよ)
一度、日本生協連とイトーヨーカドーに聞いてみたことがある。
前者は「中身が見えないと売れないからねー」、後者は「貴重なご意見ありがとう」でありました。
どちらも「食の安全」とかおっしゃっておりますがねぇ。
ともあれ。かくして皆さんは美味しいジャガイモを食べる機会を失っているわけです。 おそろく、流通業界の方は食品衛生の科学が理解できないのでしょう。 加工食品はメーカー任せで良いけれど、生鮮は。。。。
(ある種の文科系の人々は科学を理解する能力と熱意が欠如しております。)
北海道の知人から、遮光に留意して保管されていたジャガイモを送ってもらって食べた。 うまい! 日本のスーパーで売っているジャガイモは豚の餌だね。

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