およそ光学機器についてはPGJは大艦巨砲主義。 望遠鏡、双眼鏡は対物レンズが大きければ大きいほど性能が良いという価値観です。こちら
これは星を眺める際には倍率より対物レンズの口径が画像の明るさ鮮明さを左右するからなのです。 これは星屋の常識ですね。 ですから天文台の望遠鏡は対物レンズ口径、対物反射鏡口径が性能を語る際の尺度になります。
だもんで、2cmを切るような小口径の双眼鏡は抵抗があって買えませんでした。 形が麗しいとしてもね。
そのニコンの小さな双眼鏡ミクロン 6×15 CFをXYLがクリスマスの贈り物にくれました。
どれくらい小さいかというと、下の写真の左端がニコンの7cm/10倍(星空あるいは夜間の動物観察用)、真ん中がカールツァイス5.6cm/8倍(薄暮時も使える自然観察用)、右端が今回プレゼントされた1.5cm/6倍。
PGJが普段使っている双眼鏡とはまるでサイズが違うのは分かっていただけるでしょう。
この双眼鏡、中学生時代から気になっていたけれど、当時は高価すぎて買えず(そんな昔にすでに有った息の長いモデルでデビューは なんと大正時代)、大学天文部以降は、「こんな小口径買ってどうするの」という実用一点張りの考え方で買えず。 で 「欲しいが買えない」が30年続いていたのです。
実際手にしてみると、美しい良い工業製品です。
嬉しいなぁ。嬉しいな。
妻を娶らば7L2PGK。
ちなみに、クリスマスの贈り物の箱を開けるのは26日ボクシングデーなんですけどね。