ハンスホールベックのビアシンケン

その昔、PGJも作っていたドイツ式ソーセージ。 メーカー各社は試しに作っては「やはり売れない」と撤退を繰り返していたものです。 食肉加工組合の講習会などでも「ウチもやったんだけどさ。。だめ。全然売れない」てな話ばかりでした。hi
2度目のバブルに突入した我が国ですが、相変わらず高級ソーセージは売れませんなぁ。 魚肉ソーセージ、馬肉ソーセージに慣れてしまった日本人の舌は「普通」のソーセージを美味しいと感じなくなっているわけで、これはどうにもならんでしょうね。
さて、この写真はハンスホールベックのビアシンケン。
ビアシンケンは日本でもっともポピュラーなドイチュラント(DL)のヴルストです。
箱根山にもこの手のソーセージを売る店がありますが砂糖を入れた甘い味付けの物ばかりで、ろくなものではないです。 日本で売られているソーセージが甘いのは甘い魚肉ソーセージに慣れた消費者の好みに合わせているからですが、ともかく旨くない。
いつもは茅ヶ崎のカウボーイに買いに出かけるのですが、相模川を越えるのがどうにもめんどくさくなってきまして、、、おまけに最近品切れが多くて空振りすることが多い(商売繁盛で結構なんだけどね)
そこで、ハンスホールベックです。 ただし、あまりに遠くて買いにはいけない。
(ギズボーンにいた頃は250Km先のタウランガまでソーセージを買いに行ったけど余裕で日帰りショッピングできる距離感だった。だって途中に信号が2つ?だったかな)
しかしJAにはクール宅配便がある。 というわけで2.2Kgの原木を1本注文しました。

まぁ半月分の朝ごはん用ですね。 これで1本8000円です。 スライスの手間も、スライスパック用包装材のコストも、その作業に使う機械の償却費も入っていないからできるお値段です。 はっきり云って「安い」
でも「こんなの自分でスライスできるの?」と思うでしょ? はいできます。 PGJは一番最初の勤め先のハム工場が潰れたときに記念にスライサーを貰ってきたのでしたhi

さて、一括表示にはブドウ糖が入っています。「砂糖は駄目でブドウ糖は良いのか?」と思うでしょ? このブドウ糖はミックススパイスの賦形剤(ふけいざい)に使われているものでしょう。 ですからこんな後ろのほうに書いてある。 ほとんど甘みが付かない量ですね。
「しかし何でこんなに安いの?」2つ目の答えは
ソーセージ用ブレンドスパイスのヘラ の輸入代理店が本業だから! でした。 
PGJとPGKはグリル用のスパイスを1Kg買って、それでOZ(デンマーク)風肉団子フリカデラを作ったり、ローストポークを味付けたりしています。 スーパーマーケットで小瓶入り1000円の高いスパイスを買うより、こちらのほうが安くて味は本物です。
量が多いと思うあなたは御友達と分けてみたら?

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