印刷と言うと皆さまは石油系のシンナーで薄めたインキで印刷していると思っている方が大多数だと思いますが、それは実際の印刷業界ではかなり少数派です。
いまは水アルコール系共沸を使った排出ガス(乾燥時にシンナーが飛ぶでしょ)の少ない印刷が主流です。
これは印刷版が安いというメリットもあります。
グラビア多色印刷の1色分の印刷版代って10万円を軽く突破します。6色100万円なんて普通。。。 少量印刷の場合、紙やインキより版の彫刻代の方が高いなんてことが起きます。
ところがどっこい有機溶剤型グラビア印刷が生き残っているのが、金箔押しのような印刷の場合なんですな。 こればかりは水アルコール式フレキソ印刷や、オフセット印刷では無理。
こちらはネスプレッソのデカフェインテンソの新旧カプセル包装箱。
新しい方は金文字が入っていませんね。
欧州製品は自動車の塗装もそうですが環境法規の縛りが大変ですな。 ま、その点、JAは超後進国です。
環境より見栄え重視の国民性ですから仕方ないですな。