安心安全嫌いなの?

えー、サイエンスから遠い人々。 特にご婦人に多いですが。 
「安心安全」という言葉が好きな人が居ますね。
安心と安全は科学と数学の練り合わせです(推論と実証、統計学の結果を評価して言うこと。という意味)。
数学は四則計算しか知らん、「科学」に至っては化学との違いもわからん人が「安心安全」を振り回すのは本邦の悩ましいところです。
スーパーマーケットちゃ生協のPBで「安心安全」を謳っているところは、たいていろくでもないというのは食品業界の常識。
まともなメーカーは「安心安全」なんていうフレーズは使いません。 科学者たちだからね。
安全を科学技術的に評価できない人に限って大好きな「安心安全」の反対に有る。
「安全上如何なものか?」は、安心安全の数千倍世の中にあるわけですが。 
その「危ないもの」の一つ。 「噴水」
     
なぜ危ないでしょう?
- 眼を離しているうちに水死する。
- 噴水の水圧で怪我をする
- 噴水配管やノズルで怪我をする。
なーんてのが一般的でしょう。
ZLでは致死性脳症を発生させる原虫がうようよいますし。
http://www.zl2pgj.com/gisborne/08morere.html
これの類似種は日本でも死人を出しています。
日本で報告例が著しく低いのは医療従事者が知らないというだけ。とも言われています。
日本では、沸かし湯型の循環温泉や、日なたの停滞気味の水が危ないとも言われております。
そう、公園の噴水も危ないだよ。
暑いからと言って、こどもを公園の池や噴水で遊ばせる、愚かな親がおりますが。
「危ない 入ってはいけません」
という表示には、素人にはわからん深淵な疫学の世界もあったりするんであります。
まぁ、公園の池で一番のリスクは噴射水圧と水深だけどさ。言うまでもなく。
福島第一の漏れ放射線で死んだやつはいないが、水遊びで死ぬやつは、今年の夏は何人様でしょうね。
安心安全な暮らしをしたいなら、勉強しましょうね。

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