さてー。 アマチュア無線家を悩ますスプリアス新基準というものがあります。
昨今、一般の方にも認知されてきた「技適」の要求水準の一つです。
「主目的の電波の他に余計なゴミ電波出すなよ。」 という基準ですね。
これが十数年前以前の製造の無線機では、そもそもその試験をしていないので、もうすぐ「使用の免許は出しません。」になります。 これが「アマチュア無線のスプリアス基準案件」です。
そんな古いものを使っている方が悪い。と思ってしまいますがアマチュア無線機の場合AC100Vで動かす例はほとんど無く、製品安全リスクが低いので平気で30年選手の無線機があります。
我が家の一番古いのは25年かな?
という訳で、エライコッチャな話が数年前からされていました。
詳しくは、以下の総務省のページを御覧ください。
http://www.tele.soumu.go.jp/j/sys/others/spurious/
免許が絡むものに利権が絡むのは東アジアの共通項とでもいいますか。 廃棄物然り、運転免許然り、そして無線局免許然り。 個々の私人や私企業が利権団体に有料で確認していただき登録させるという仕組みがここでも出てきます。
各アマチュア無線機製造メーカーがかつての製品を新基準で再検査して「合格でした」をやれば、無駄な行政手続きもアマチュア無線家側も無駄で高コストなことをしなくてもいいのですが。 まぁJAでは文明国ではないんで。。。
さて、Facebookのアマチュア無線板によりますと
以下が、珍しくメーカーが旧基準で製造していた無線機の試験を新基準でやって適合を確認したよ。」と云うリストです。
http://www.tele.soumu.go.jp/resource/j/others/spurious/files/setubi.xls
1)このリストに載っている機器を既に使われて(工事設計書に記載されている)局は、2022年11月30日以降も継続使用する場合、新スプリアス適合の届け出が必要です。ただし、測定データの添付やJARD等の保証は不要です。
2)局の新設やたぶん更新や取替の場合も、新スプリアス適合機種として無保証で行けるようです。(新設申請で実績のある方が居ました。)
この毎度毎度の変更申請だの無線機買ったらまた申請だのと、ここは共産主義国か?という仕組みは無くなりませんなぁ。
文明国ZLの包括免許が懐かしいです。
さて、年末の移動しない局の再免許に向けてゴソゴソやるか。。。