もやしもん

現在のQTHは伊豆箱根山塊西側斜面。 つまり東京のTV番組は見ることが出来ない。
だから、「もやしもん」をTVで見られない(東京での放送はもう終わったらしい)。
仕方ないのでDVDを買いましたよ。
XYLもPGJも微生物を友として仕事をしてきたのでDVDを見ながらゲラゲラ笑っていますが、「これ、微生物学の素養のない人が見て何か面白いのだろうか?」なんです。

いわゆる「通」でないとわからないものを、分かったフリで楽しんでいるうちにその分野に詳しくなる。という世界のものではないですし。
なんで、これがTV番組として成立できたのか、また、書店で平積みさせるような売れるマンガになったのか、どうにも訳がわかりません。
「通」でないとわからない芸能といえば歌舞伎や落語もそうですね。
私は歌舞伎はまるでわかりません。 XYLは歌舞伎座へ行って「大変な爺さんがよろよろ芝居をしていた。アレのどこがいいのだ?」と言った翌日の読売の文芸欄に「気品にあふれた○○の義経」という記事を見て「奥が深すぎる」と笑い狂っていました。
落語も2003年くらいまでは、たまにJAに出張に来たついでに末広亭などに行っても「楽屋の人数のほうが多い」というのがウソでないくらいガラガラでしたが、いまはブームとやらで、すごいことになっていますね。
江戸前の落語は「○○○という噺の世界の約束事を知っている」と言う前提で話されますが、にわかファンはそんなこと知らんで笑っているんでしょうね。 噺家さんがそういう素人さんには難しい表現を苦労しながら分かり易いよう工夫して話しているのを聞くと「どこの世界も大変だぁ」とPGJは感じています。

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