珍品です。 ボーイング737-700
航空機メーカーが顧客と契約調印したりする際に両者の真ん中に飾られるモデルだそうです。
というわけで、図面から起こしてあるので文字通りのスケールモデル。
タミヤの戦車モデルが戦車博物館で採寸してきたからやたら正確なのと同じ。
写真から図面を起こす(ほとんどのモデルはこっちの方法だそうで)モデルとは訳が違います。
HOゲージのメルクリンは、その上手なデフォルメで好まれましたから。 どちらがいいかは好みですが。
さて、ウイングレットがついていないのも納品される機体通り。
航空機というやつはメーカーオプションの塊ですので、塗装はむろん、エンジン型式、ウイングレットの有無。六分儀用窓(コックピットの窓の上に付いた小窓、俗に眉毛)の有無。内装やトイレユニットの選択まで全てオプションだそうで。
その昔、中のトイレユニットを作っていた人に聞きました。 (これが作っているのは意外なメーカーで驚いた。)
さらに機体通りといえば、納品する機体の塗装と色コードまで同じ。 ご立派。
メーカーはPAC MIN
さて、CIT航空なんて聞いたことない。 ですよね。
それもそのはず、航空機リース屋です。
http://www.cit.com/products-and-services/transportation-finance/aircraft-leasing-financing/index.htm
リース屋でまとめて買って、各航空会社に貸し出す際にこの色をまた塗り直すのだそうで。
とんでもない金額がぶっ飛んでいる。さすが航空産業はスケールが違う。
食品メーカーの「品質関係予算1億円!以上終わり!」 とはわけが違う。
かなりでかいです。 1/100
ガラスケースに入れようとしたら混んでいていまして。 とりあえずホンシュウジカと同居です。