大いなる誤解

最近マスコミで言われる「利益優先で品質を無視した〇〇」。
嘘八百の食材に〇〇名物の名札をつけていたのがばれて、あっちこっちでごめんなさい
そもそもJAの飲食業は3年で2割が廃業。5年で1割も残らん。 倒産は毎年1000件ですが、資金繰り悪くて自主廃業は数多。 
でございまして、これを常識として、「だから品質を下げて利益を確保したんだろう」という理屈が出てくるのは無理もない。
品質とはなにか?を曖昧にして語っているからこういう訳のわからん報道が出来上がります。 
食品にとって品質とは、
- 安全であり、
- 法令を守り、
- 旨い事であり
- 適正な価格であること
これらを無視すると、製品事故やサービス事故を起こし、そのコスト負担は偉いことになります。 
嘘メニューは景表法違反で農林規格違反で下手すれば詐欺。 旨いかどうかわからず食べている客ばかりだったから「旨い事」に反しなかったのが情けないといえば情けない。
あるいはJR北海道が言われているように「安全軽視で利益優先」。
あんな利用客のいない地域です。 「千歳札幌間、函館札幌間、札幌釧路間以外は旅客サービス止めてもいいんじゃないの?」 と内地の人間が思っている会社で、ドカドカ事故をやるもんだから、そのようにいわれます。
運送業での品質とは
- 安全であり
- 法令を守り
- 大量低廉に人員物資を輸送し
- 定時制があり
- 速達性もある
です。 これが破たんしたら収支計算は破たんしてしまいます。 破たんしているならやめてしまえば? なんですが。 
ZLでは観光列車以外の旅客列車はほぼ消滅しました。 無駄だからです。
「利益優先で安全軽視」神話。 
「利益優先で嘘食材」伝説。
当たり前のことですが、利益優先する会社は、事故が出ないような仕組みを作ります。 
事故のコストはとても高いですから。 事故を起こす会社は経営効率も悪い。 
ハインリッヒの法則ではないけれど、その事故のほかに隠れたロスが膨大に存在します。
「利益を考えず運営している組織は事故も多い」は産業の常識。
嘘食材の各ホテルは利益を考えず、裏付けもなくただ見た目の高級感をホテルとして出したかった。のでしょうし。
北海道の鉄道会社は「赤字垂れ流しで利益なんて考えたこともない」会社の文化が上下に蔓延しているんでしょうねぇ。
とりとめない文章ですね。 まぁいいか。

Share from here.