なぜ市長達は弁当事業が好きなのか

ぽんぽこ山に住んでいた頃、地元自治体(川崎市JCC1103)が近所に給食センターを建てて中学生にも給食を提供するとか云う事業を初めようとして呆れ返ったことがありました。 
その時の記事はこちら
http://sky.ap.teacup.com/zl2pgj/3162.html
馬鹿な話だと思っていましたが、実際に2017年に事業は始まり、子を持つ親には好評だそうです。 「納税していないやつに限って税金を使いたがる」(c)XYL なんでしょうから好評は当たり前かもね。 
川崎市の場合、一食単価は500円と想定されていましたが(想定の倍のコストになるのが地方自治体の新規事業のパターンとすると)実際のところは1000円でしょうかね。 めんどくさいので調べてません。
これに生徒から徴収する給食費(食材に充当されるコスト)が1食270円。 固定費の500円-1000円に270円を足して、概ね1000円前後/1食。
さて、そのお隣の横浜市(JCC1101)。 さすが県庁所在地でポピュリズム政治家が好きなお土地柄、1食6000円の仕出し弁当だそうでございます。 この6000円は市の予算が投入された「原価の一部」に過ぎませんから、仕出し弁当の普通の原価率(約45%)で掛けてみると13,000円相当以上の豪華お弁当になります。
では、その豪華お弁当の内容はこちら
PGJが近畿へ出張があるときにJR京都伊勢丹デパ地下で買ってくるお弁当だって上代5,000円が精一杯。 

和久傳は高い。。。 うまいが量が多すぎ。。 
  
   今回は2つで6,000円くらい。
      
いまどきご予約弁当だって2日前に注文を入れれば十分なのに横浜市の弁当は1週間前予約だそうです。こんなユーザーフレンドリーでない事業に予算をブチ込んでいる状態を認めている市議会議員と首長を選んだ横浜市民の皆さんの鷹揚さに感動します。
神奈川県平均で中学生は人口の2.6%。 その親を両親揃っているとして乱暴に数えても事業の恩恵を受ける家族は人口の約7%。
たったそれだけの層への特殊サービスに、廉価な代替案がいくらでもあるにもかかわらず、そこまで予算を掛ける必要があるのかねぇ。
弁当利権なんてものがあるのかねぇ。

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