何年かに一度、関東南岸低気圧が南関東に雪を降らせます。
積雪量は数センチですが、なにぶん南関東は毎度ギリギリ雪になる程度の気温ですので溶けるもの早い。
そして翌朝に放射冷却でカチンコチンになるわけです。
圧雪ならスタッドレスで余裕で止まれますが、凍結路だとこれが曲者。
気温が2℃なら道路は凍らんと思っている人は中学校理科を忘れてしまったようで、放射冷却が起きると、路面は気温より遥かに低くなります。 そして降っていたときには雪が溶けていた路面が氷板になるというわけ。
冒頭は南足柄市(JCC1118)の足柄峠へ続く県道。 鎌倉時代以前の東海道の関東東海の主要道は箱根峠ではなく足柄峠でした。
「足柄の御坂に立して袖振らば、家なる妹は、さやに見もかも」
と万葉集に歌われたのが、この峠
こちらは急坂のカーブが続くので雪が降ると近郷の四駆がやってきて腕試しするという道でもあります。
今回の雪は大したことなかったですが前回はTTでは峠までたどり着けませんでした。
(進めましたがフロントバンパーがラッセル車状態で断念 hi)
これくらいだとNDロドスタでも登ってこれます。 ジムニーだと超余裕。
足柄平野の知人曰く「年に2,3回の降雪用にスタッドレスを買うのはなぁ。 え? NDロドスタはスタッドレス履いているの?」
これ神奈川県南部の人に普遍な感覚です。 箱根町民でも下の方では夏タイヤで通す人が居るくらいで。
とはいえ、メッタと使わない自動車保険だって払っているんだから、スタッドレスも保険と思って買えばいいのにね。
亀の子号が多くて本当に迷惑なのよねぇ。