タイヤ空気圧モニターシステム

XYLのジムニーにつけていたタイヤ空気圧モニター(TPMS)の受信機のバッテリーがパアになって充電不能で受信不可能になりました。 新しいものに付け替えようかと思って熱帯雨林を探していくつか買いましたが、予想通りことごとく違法無線機器でした。 微弱無線機器(数μW)は人が死ぬリスクが極端に少ないし不適合品の販売は禁じられていないからインターネットモール事業者も放置プレーなんですね。 壊れたものは珍しく技術基準適合品でしたが、それは既に廃盤。

調べてみると国内の自動車パーツメーカーカシムラが技適適合品を販売していることを見つけました。 

これがなかなかヒットしなくてですねぇ。  
ずいぶん さがしました。
電波法というやつは、門外漢には正体不明なので、結構簡単に見破れる嘘を説明に書いている販売者が多くあります。 技適取得済みと書いてあっても信用なりません。

総務省の電波利用のページ
緑矢印のpdfが試験レポートや 証明書

このカシムラの製品は総務省のデータベースに載っていますし試験レポートのダウンロードもできます。 しかし、大陸系メーカーやセラーの製品は技適取得済みと書いてあっても、製品に技適番号がないとか、あっても技適番号を照会すると「それラップトップPCのWiFiだね。TPMSに2.4GHz帯の認証がでるなるわけ無いだろ。そもそも変調も違うし。」みたいな嘘製品の山。
買っては返品を繰り返してやっとカシムラのKD-220にたどり着いたのでした。

前回買った製品は315MHzの自動車のリモコンキーなどに割り当てられた周波数帯でしたが、今回のは429.5MHzのテレメーターなどに割り当てられた周波数帯。 近くで430MHz帯のアマチュア無線機器が送信したら混変調で受信不良になるかもね。

同梱の取付金具を灰皿に差し込んで設置。
オンロード/フラットダート仕様なので ちょい高め

この製品の良いところは給電がUSB-5Vであること。 多くのTPMS製品が太陽電池+充電池を採用しており、中にはリチウムイオン蓄電池を採用しているものがあります。 今回返品した製品も開けてみたら「げげ!リチウムイオン蓄電池」でした。 この種の製品は大電流を必要としないで、てっきりニッケル水素電池かと思っていました。 クルマのダッシュボードのような過酷な環境にリチウムイオン蓄電池を置いておくと。 結構発火します(発火事案の約2割は自動車内)。 クルマが丸焼けではかないません。

皆様 ご用心

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