未だに紙の新聞を止めないPGJです。 読まずに捨てる日が週2日位あるので、無駄といえば無駄ですなぁ。 さて、冒頭の写真は今朝の讀賣新聞の記事です。
編集時に意図があったのか無かったのか知らず、ですが右はPhD/MDクロカワ氏の連載記事。 左は読者投稿。 どちらも人材の流動化をしないと組織の活力が衰えるばかり。と主張しています。
全く ごもっともです。 その組織に合わない人を無理無理飼い殺しで雇い続けていれば組織の生産性が上がるわけがありませんし、本人もつまらん仕事では生産性も上がらないでしょう。
一方、同じ朝刊で政府はイノベーション白書で「国際的な地位の低下が続いている」。
それって、投資無きところに実りはないという当たり前なんです。
作物も水をやらなきゃ育たない。 「砂漠に水を撒いても芽が出ない」ような地方の一次産業のインフラにドカドカやっている金を大学に回しなさいよ。
政府は教育予算を削減するばかりで大学に資金はない。 教員は終身雇用のように大学を移らない。 おまけに多くの研究者は海外との競争もない。
古事記だの吾妻鏡だのの研究で国際競争がなくても仕方がないですが、科学技術系の研究で国内の同人誌にだしてオシマイでは、それは世界中から引用もされない、資金も来ないのは当たり前ですねぇ。 今どきは機械翻訳でも英語の論文は書けるようになったそうですし、「もうちょっと頑張りなさい」です。
まずは人材が動きやすくする仕組みが必要ですね。 パ○ナのおっさんのように人間を使い捨てにする仕組みではなくて、最低生活保障があって、雇用側も解雇をもっと柔軟に出来る仕組みがあって。が必要。
ともかく一つの会社に居続ける人材は極めて少数の「超優秀」と大多数の「ボンクラ」なのはどこのドメドメ会社でも従来知られていることです。 この場合の超少数は「会社の事業と文化と本人の才能と興味が非常にマッチしている」
「成果主義で会社が潰れた富士通」とか言う論調がありましたが、あれはまともに成果主義を運営できなかった会社のひとつの失敗例にしか過ぎません。 20年あれをやって失敗って、典型的日本の沈んでいく会社だなぁ と思った次第。
以上転職10回したおっさんの雑感でした。
追伸
そういえば、最近勤め先に入社してきた同僚の大昔の勤務先がPGJと同じでした。 その人曰く「こんなにこんなにこんなにひどかった。」
PGJ「それもそれもそれも前世紀に私が治して来たんだが、なんとまぁ!」
その人「生産本部が品証も製品法規も知らないんだ!」
PGJが辞めてから、しばらく製品法規上の問い合わせがあったのはそういう理由なのねぇ。 だから、あの頃言ったのに「コイツ等まとめてクビにしろ」と。
カスしか残らなかった会社はすごいことになる。
企業は人なり。