オートバイの長期保管 XLR80R

先日、前世紀に実家のガレージにしまっておいたXYLのXLR80Rを持ってきてエンジン始動してみました。 一発でエンジン掛かりました。 それもこれもヤマハ発動機様のおかげです。 ご紹介しております通りPGJはSRX250Fオセアニア仕様の逆輸入車に乗っておりました。 そのSRXの取説にpreparation for long term storeみたいな記載があって、そこに「ガソリンにエンジンオイルを10-20%混ぜてタンクに入れとけ、タンクが錆びないぞ、燃料コックは閉めとけよな」と書かれていました。「また乗るときにはガソリン入れ替えろよな」とも。 

で、それを実施してXLR80R、YSR80、CBX250RS、FZ250などを残してZLへ引っ越したわけです。 FZやSRXは1エリアのハム夫婦に無償譲渡してして、ずいぶん楽しんでもらいました。 YSRなども「あげる」でもって行ってもらいました。 残ったのがCBXとXLR。 CBXとは貰い手がないのでスクラップ、XLRはXYLが初めて買ったバイクなので再生してみようということにしました。

で、エンジンオイルの混じったガソリンを抜き(これはジムニーのタンクに少しずつ混ぜて燃しました)、新品のガソリンを入れ、スパークプラグを磨き、燃料コックを開け、キックすると。

「トトトトトトト」と79ccが鼓動が聞けました。

というわけで、積雪時で半年乗れんとか、海外転勤で数年乗れない という方は以下をしてみましょう

- ガソリンタンクの中のガソリンの中身をエンジンオイル1:5ガソリンの混合燃料にしましょう。 もともと入っているガソリン量も勘案して追加で入れる混合油の混合比は考えましょう。 中学校の一次関数。 

- 燃料タンクは8割程度に 満タンにすると吹き出ます。

- ガソリンコックはOFFに

- キャブレターのドレンコックは開放

あとは無塗装部分やメッキ部分に給脂して完了! ガレージ保管していれば、これで四半世紀持ちます。

さてー。 この週末はエンジンオイル交換して、プラグと燃料パイプ交換して、サビ落としじゃ!

で、この先 掛かるコストですが部品と油脂、工具以外に

ヘルメット2人分で 10万円、自賠責 1万円、ファミリーバイク特約 2万円で13万円。

さらに消耗品だ、塗料だ で2万円、タイヤとチューブで更に3万円、オイルシール交換で2万円。

都合20万円掛かります。 すげー! これはのんびりやったほうがいいな。 

とは言えXYLのXLR80Rがなおるなら、PGJも125のトレールかなんかが欲しいなぁ。 TL125でも探すか? え?30年落ちの中古が30万? そりゃ新車40-50万のほうが利口な買い物だ。。。

というわけで基本減価焼却済みのXLR80Rを動かして夫婦で楽しもうとすると、追加で60-70-80万円は最低でも掛かるということです。 オートバイ乗りは貧乏になる と云う法則は21世紀にはより厳しくなっております。 まぁ、TTロドスタは1年でバネ下100-150万だったから、「二種原付きは安い」と言えば確かにそうなんですけどねぇ。

一方 XLRの後ろに写っているMTBは貰い手の出なかったArayaの24インチ。 クロムとアルミの錆を落として傷んでいる部分の塗装を治して、重清掃完了。 タイヤとチューブも替えてピカピカ。
あとはこれも専門店でグリスアップして貰う予定。

 

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