勝沼 おもしろかった

先週末XYLとジムニーに乗って勝沼に行きました。 当初は甲州市内の北の方でランチをとって その後韮崎に行くつもりでしたが、通りがかりの勝沼氏遺跡を覗いて、その後の予定がいい意味で大変更。

ランチ

まず勝沼氏遺跡

勝沼氏は甲斐武田氏末期の御親戚一族で武田信玄に滅ぼされた一族 と言うのが定説だったのが最近の研究では小田原北条との合戦で当主が討死して勝沼城には別の一族が入ったのだとか。 

この勝沼氏館跡 前世紀から「あるのは」知っていましたが、看板あれども「現地も駐車場もわからん」。

今回はGoogleマップさんに教えて貰って「これかよ」という駐車場をやっと見つけました。 わざわざ駐車場に停めるより県立産業技術センターワイン部建物の前に路駐した方が手っ取り早いです。 行き止まりで通行量のない道路です。 突き当たりが遺跡の大空堀です。

甲州流や北条流の城は富士山の火山灰土壌を使って堀を巡らすんですが、こちらも同じく。

次は 旧田中銀行 

建築時は電信局だったそうな
フェンスの模様が上が「田」 下が「中」

この銀行は昭和恐慌で潰れたそうな

建物好きは一見の価値があります。

次 ぶどうの国文化館 

冒頭の蝋人形があるところです。 

江戸時代からぶどうが産品だったそうで。 さらにそれを西洋風のぶどう酒にしてやろうとした人々がいた事で現在のワイン産地になったのだそうで。 「へぇ!」です。

で、近所にある、明治時代に欧州留学してワイン技術を持ち帰った人々の末裔の会社の資料館へ

洗い出しのコンクリート舗装や塀って高価なんですよ。 我が家の門もこれだけど樹脂製の模造洗い出し hi

酒屋は儲かるのねぇ 

と思ったら、合従連衡を繰り返し、太平洋戦争中に国策会社的に合併させられ(ニチレイとかニッスイとか日の丸タクシーとかも、もとはそれ)、酒石酸結晶の生産をしていたそうで。 ワインの澱の一部が酒石。 これで水中聴音機(ソナー)の部品を作ったとは朝ドラでもやっていましたが、今回説明を読んでわかりました。
ロッシェル塩を作る原料だったんですねぇ。
アマチュア無線家なら「なるほど」とすぐわかります。 圧電素子ですから。 水中振動を圧電素子に与えると電圧が生じる、それを増幅してソナーになっていたんですねぇ。 へぇ! でした。

このお屋敷はぶどう狩りとワインのお客さんを饗すための客殿だったそうです。 もとは蚕小屋だったそうで、だから二階を支える梁は太くない(蚕は軽い)が、二階の天井は高い(棚を積み上げるから)。

 裏の離れも屋根が立派

屋根だけでうん千万円だな。
右にちょこっと写っているのは昭和天皇がお使いになった厠

便器はありませんでした。 当時は高貴な方々は「おまる」だったそうで(戦後の御巡幸)。

こちらの資料もたいへん興味深かった。 醸造学科首席のXYLが説明してくれるのもありがたや。

創業者さんはこちら https://museum.kirinholdings.com/person/wine/08.html

さて展示資料の中に 大昔のスピードスプレーヤがありました

これが現代の子孫

おみやげに 食用品種である甲州で作ったワインを買ってきました。 当時も「そこにある品種」ということで甲州で作ったそうです。 まぁ「話の種」でありました。

さて ぶどう酒を作った大黒さんですが、今は回り回ってキリンの子会社です。 いやはや流転のブランドです。

ともあれ、大善寺による以外は、いつも「通過点」に過ぎなかった勝沼地区が、こんなに面白かったとは思わなかったですよ。

甲府盆地は夏に行くところではありません。 今のうちにどうぞhi

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