監査法人の使い方

日本で「狸の泥舟」ならぬ「姉歯の泥マンション」が世間を騒がしております(あの集合住宅をマンションというかどうかはこの際忘れて)。
監査法人が見抜けなかった。 などと言われておりますが見抜くと使ってもらえないというケースもあったのではないでしょうか?
食品業界でも、日本でISOやHACCPの認定を受ける工場は、認証を受ける事が目的で、認証を受けた仕組みを使って生産性を上げましょう。 という会社は少数派。 このため、うるさい監査員や会社は嫌われ、簡単に合格をくれる審査監査会社の評判があがる。 イーホームズなどがいい例です。 
日本では去年も有機JASの有機栽培の認定でぼろを出した審査会社が農水省に大目玉食らっていましたが、これが日本の審査監査というものについての一般的文化なのでしょう。 要するに「合格書さえくれればいい」
ZLだと、こうはならない。 審査に来て「よい工場ですね」などと言ってさっさと帰ってしまう審査員の上司のところには苦情がどっかり行きます。
つまり「工場や会社システムの改善のために大金払っているのに良い提言しないのは泥棒である」というわけです。
私も、審査員に色々言わせて、そのレポートを持って社長のところに行って、「ほれみろ、あそこ改造しないと来年度分の工場検査合格しないぞ」と脅かして工場改良したもんですhi。
これについてはいつか詳しい話を話の種にでも書きましょう。

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