農学と云っても

XYLが先日、畜産農家に行ったら、ちょうど斃死牛の回収でクレーンでぶら下がっているところに出くわしてうんざりしたそうな。
そうねぇ。 彼女が大学構内で見かけたのは胃袋に窓の付いたメカ羊くらいですし、彼女の専門は卒論も修論も微生物ですし。
(「修論が衆論でよければどんなに楽か」と名言を吐いたのもXYLですが)
PGJは卒論は微生物でしたが、大動物が多い大学でしたから、クレーンで牛を引っ張り上げるだの、牛房で仔牛が難産で死んでたなどは日常茶飯事でしたし。
仕事では「本日は屠殺1500頭」な世界で暮らしていましたから「あら、その農家も気の毒に」で済んでしまうのですが、XYLには大事件で一生懸命教えてくれました。
このように農学の世界は幅広いのですなぁ。
農学博士もトラクターの整備効率の研究でなってしまう人から、絶滅危惧種の動物の生態研究でとってしまう人、ゲノムの解析でとる人とまぁ。
不思議な世界です。

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