モンサント

モンサントの隔離ほ場が一般公開すると言うので行ってきました。 8月8日のことですけどね。
「GMO危ない」で素人を脅かして儲けている詐欺師にまんまと騙されている教養の欠如した皆様にはたいそう評判の悪いモンサント社です。
モンサントの大義は
「低エネルギーで、大量に収穫でき、持続性が有る農業の実現」だそうです。
まさに正義ですね。 これから地球の人口は増えるばかり、この星がパンクする前に良い品種を育てるのだ!
ついでに、「日本は人口も減り科学技術も衰亡し、購買力なくなって、餌の値が上がったら肉も魚も食えんよ。」とは私が常日頃言っていることです。

すでに日本に飼料や油脂原料として入ってきている穀類を育てて環境に悪影響がないかを確認しなくてはいけないという、わけのわからん日本の法律で、イヤイヤやっている圃場です。

左は無農薬で雑草優位になってしまった大豆の畝/右はグリホサート耐性のあるGM大豆にラウンドアップ処理した畝。
在来型の農業で草刈りするにはですね。トラクターで軽油を炊いてCO2ばらまいて除草するわけです。
その際に土壌からでるCO2は排気ガスCO2と同じ量だというのですから、驚き。
如何に有機農業や非GMO農業が環境に悪いかですなぁ。
    
虫と病気にやられたとうもろこし
     
でシャーレの縁を歩いているのがその原因の芋虫。

元世界最大の真空パックとうもろこし工場のQAマネジャーとして言わせていただくと、こうなったら商品にならん。 ならんから殺虫剤を年に数回飛行機でぶちまけるわけです。
このように。


Bt11を導入したとうもろこしは虫に食われんが、在来型は殺虫剤を使わないとこの有様という比較対象区。
「超低農薬で無除草作業で作物が作れる」ということはLCA的に見ても大変環境に良いことです。
ところが、科学を理解することを放棄した人はなんでも怖がってねぇ。
ところで、日本で使用されている飼料用輸入大豆、とうもろこしはほぼGMOだそうです。
また、植物油脂用の大豆・とうもろこしも同様。 どちらも表示義務がないだけ(油脂にはタンパク質が残らんからGMOかどうかわからん)。
というわけで、皆様毎日GM食品をたらふく食っているわけでございますよ。 hi
勉強になりました。
ただ、日本モンサントの圃場オフィスの5Sのできていないとことか、電線に蹴躓く職員とかを見ると、「この会社大丈夫かよ?」とチョット思ってしまったね。

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