3200mm

先月の十五夜でプロミナ(正確にはコーワ製ではなくニコン製なので「フィールドスコープ」だが、私等の年代より上のジジババは観察用単眼望遠鏡をプロミナと呼ぶのでした。 ロシアで複写機をクセロクス(Xerox)と言うのと同じです。)、、、プロミナの写真撮影時の解像度の低さに呆れ返って(知ってたけど、実際に見ると驚きでした)、長年懸案のマイクロフォーサーズの100mmを超える望遠ズームの件が浮上してきました。
価格と使用頻度の現実的な選択として松下の100-300mmが無難なところか?
と思っておりました。
何しろパナライカの100-400は値段が。。。
35-100でさえ滅多と出番がないのに、というのが最大の理由。
それでもこれらの写真は35-100で撮影したもんですので丸で出番がないというわけでもなく。

大観山にて
青春だねぇ 

実に決断するのに微妙な存在でした。
というわけでアマゾンさんの「ほしいものリスト」にぶら下がったまま放置されていたわけですが。
たまたま、そのほしいものリストを整理していたら100-400の新古品が破格値で出ているではございませんか。
ポチ
なんとまぁLumix G 35-100と同じ値段で購入できました。 ほぼ半額。 これなら使用頻度と投資対効果を考えても月給取りにも悪くない買い物です。
一番興味がある「手持ちでどこまで使えるか?」です。
望遠側400mmということは35mmフルサイズ換算で800mmです。 ボディ防振レンズ防振ダブルで使っても 壁に寄りかかって体を固定した撮影だろうと思っていましたが。
わぉ

400mm 手持ち F6.3 シャッタースピード1/640 ISO1000

400mm ボディ倍率2 手持ち F7.1 シャッタースピード1/640 ISO500
35mm換算で1,600mmです。
これは箱根大観山駐車場から芦ノ湖スカイラインの山羊茶屋を撮ったもので直線距離5.2km

400mm ボディ倍率4 手持ち F6.3 シャッタースピード1/640 ISO1250
35mm換算で3,200mmです。
これは箱根海賊船のマストの上の見張りのお兄さん。 距離80m

こんなかんじだと自然観察に三脚を担ぎ出すくらいなら、Lumix GX7mrk2にこのレンズ付けてbluetooth接続したiPadで見るというのが一番いいかも。 複数で同時に観察できるし。
スポーツの大会で女子選手のお尻を追求するカメラマンが絶えないというのもこんなコンパクトな製品が巷に普通にあれば無理もないですねぇ。

もっと空気が澄んできて視程が伸びたら東富士演習場の観望にでも出かけましょう。
カメラ側が赤外線受光素子仕様なら、その昔のココム規制品にもなったでしょうね。
(ノギスやマイクロゲージは未だに輸出規制品であります。)

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