フォグとドライビングを反転

PGJのVストローム250の補助灯はハイロー切り替え式ですが、ドライビング(ハイビーム連動)は取り付け以来エンジンバンパーに付け、フォグランプ(ロービーム連動)は前方方向指示器のブラケットに共締めしていました。 以下のような感じ

これを上下入れ替えてみました。

初期取り付け時に防水ワンタッチコネクタを使っていたので特に悩むことなく「エイヤ!」です。

今までの取り付け位置のメリットは
ロービーム時に路面を広範囲に照らせていて かつ対向車を幻惑しない。

デメリットは
フォグと前方方向指示器(ウインカー)が近いのでフォグの光にLEDウインカーの明滅が溶け込んで対向車に右左折を認識されづらい。 特に低床なスポーツカーからは見えにくい。

これだからね>><<ヘッドライトとフォグの間に方向指示器がある。

上下取り付けを入れ替えたメリットは
フォグと方向指示器が離れたので対向車から視認されやすい。
ハイビーム時の照射パターンが良くなった(田舎道ではハイビームは大活躍)

デメリットはフォグの取り付け位置が低いのでガードレールなどでフォグが遮られると対向車からはヘッドライトしか見えない。 >>被視認性が落ちる(特にスポーツカーから。)

意外に思われるかもしれませんが立ちゴケ時の被害はエンジンバンパーのプロテクタが支えるし、エンジンバンパー側のライトブラケットはラバーマウントにしてあるので、押せば逃げる構造で灯体の大小はあまり関係ありません。

確かに重いランプを上に持ってきて重心が上がりますが、それは止まっているときだけで、走っているときはバイクのロール軸とランプの距離は従来の付け方と変更後の付け方ではあまり差が無いはず。 そもそもこのバイクは重いし、ツアーバッグも重いし。。。 

では

近所の舗装林道で乗り心地の変化を試してみました。 ははは。 ヒラリ感が若干減りました。ただしハイビーム時の視界は大幅に改善されました。 NDロドスタ並みに明るい。

ただし、L字金具1個で支えているので金具が重さに耐えかねて灯体が揺れます。 揺れで共締めしてあるLEDウインカーが緩んできました。 光軸も上下に揺れて見づらいことこの上なく。。

そこで対策としてL字金具を二重にしました。>> 揺れなくなりました!
ただし、厚みが倍になったのでランプ取り付けボルトの長さが足りなくなりました。 これは5mm長いものを探してきて替えます。

取付ブラケットはエーモン

そもそも初期装着時に方向指示器に共締めした金具に付けなかった理由は灯体がカウルに当たって真正面に向けられなかったからですが、このライトのカットパターンがかなりスポットで左右に振らないと役に立たないとわかりましたので、左右10°ほど振ってあります。

振ってどうなるかと言うと 「ハイビーム時に前方を幅広く照らせる」です。

紫が追加のドライビング灯の照射範囲。 水色がヘッドライトのハイビームの範囲。

実際はこんな感じ

念のため灯体がカウルに当たりそうなところにはクッションテープを貼りました。


IPFの補助灯用ステーを使って2点で支える手も部品は買ってあるのですが、立ちゴケ時の被害が大きくなるのでとりあえず2重ステーで様子見です。 
(補助灯用追加ステーを使用する場合、カウルの内側に補強材を入れてステーをボルト・オンします。そうすると派手な立ちゴケしたらカウルは一撃粉砕です。 現状ならボルトを支点に灯体が逃げるので様子見。)

使ったステーはこちら。 まぁ こんな馬鹿なものを付ける人は居ないとは思いますが。hi

それでも振動でLEDウインカーが緩んでくる。 このLEDウインカーは取り付けの根本がゴムなので強いて締結(締め上げ)ができない構造です。 ウインカーだけを支える場合はそれでもいいのですが補助灯を支えるには無理そうなので、ウインカーの取り付け位置を替えて、既存のウインカー取り付け穴にはM8のヘキサゴンボルトを入れて締結しました。 

これならバッチリ。 長さは30mmから40mmでカウル内側の事情に合わせて選びます。(長さ25mmだと足りません)

二輪車の前方方向指示器の位置は左右300mm以上離れいてないといけません。(道路運送車両の保安基準の細目を定める告示)

「5.18.3.3. 方向指示器は、その照明部の中心において、前方に対して方向の指示を表示するためのものにあっては 300mm(光源が8W以上のものにあっては 250mm)以上、後方に対して方向の指示を表示するためのものにあっては 150mm 以上の間隔を有するものであり、かつ、前照灯又は尾灯が2個以上備えられている場合の位置は、前方に対して方向の指示を表示するためのものにあっては最外側の前照灯より外側に、後方に対して方向の指示を表示するためのものにあっては最外側の尾灯より外側にあること。」

白く輝いているのは黒い反射材 昼間は黒くしか見えないです

灯体反射部の間隔がギリギリ300mmでした。(おそらくLEDで明るいため8Wの明るさを越えているから250mmでOKでしょうけど。 距離不足の場合は樹脂ワッシャを入れれば解決。)
ドライビングランプを前照灯と捉えられると、追加二重ステーの外側に別のLEDウインカーを付けることになりますが、とりあえずこれで行きます。 (前照灯3つでは そもそも論)

上記保安基準細則によると後方方向指示器は150mm以上の間隔が必要 とあります。 
昔 トライアルバイクで尾灯と方向指示器がリアフェンダー内に収まっていた物がありましたが、あれは最近のバイクには使用できないのですねぇ。

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