フリーズドライ

フリーズドライと言っても、食べ物の話じゃない。
先日、ギリシャで定期航空旅客機が墜落しました。 報道によればギリシャ空軍が確認しに行ったら操縦士はうなだれていたそうです。
血液中の酸素濃度が徐々に落ちていくと、気づかないうちに体が動かなくなり気を失って死に至ります。 これの最も一般的な例が一酸化炭素中毒です。 わかりやすくいえば流行の練炭自殺。
旅客機の場合、急減圧が起きると酸素マスクが自動的に飛び出してきます。 しかし緩慢減圧だと気を失う方が早いのかもしれない。 どういう作動方法なのか知らんけど、もしそうなら設計ミスだね。 食品屋のQAが考えたってそう思う。 岡目八目かもしれんけど。
ところが操縦席は自動では出てこない。
JAL123便が墜落したときも、圧力隔壁が破壊された後、酸素マスクを付けなかった操縦席のクルーの会話量が、高度が下がるまで異常に少なく「低酸素症を裏付けている」という専門家もいる。 「あれでちゃんと考えがついていればディッチングという手もあった」と云う専門家もいる。
ま、そういう話は置いておいて。
徐々に気を失い、さらに与圧装置の故障で機内気温が下がれば。。。。
下がるといっても高度1万メートルの気温はマイナス40度ですよ。
遺体が凍っていたと言う報道もありました。
気温と圧力を下げて作るのがフリーズドライです。
フリーズドライコーヒーはコーヒー抽出液を粒氷にして、それを真空タンクにいれて、コーヒー氷から水分だけを昇華させてしまう製法です。
もし、そういう状態になっていたら、事故遺体の表面はフリーズドライになっていたでしょう。 但し芯はまだ生だったでしょう。
学生時代、解剖学教室でイヌのフリーズドライを見たことがあります。
作るのに、ものすごく時間がかかったそうですから、事故機の遺体も、半生だったでしょう。
いつも機体故障で出発が遅れるAirNZ。 最近はフラップを落とさないけど、本当に乗るたびにどきどきですよ。
日本航空様
お願いです。 AirNZとのシェアコードなんてやめて、日の丸飛行機を飛ばして! 
あー でもそれは中国での整備か?
皆様
NZ旅行は命がけです。

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