牡蠣とノロウィルス

かきとノロウイルスは、ただいま最悪の組みあわせとして市民を恐怖の底に叩き込んでおります。
某友人はスペインだかフランスだかで地中海産の牡蠣で大当たりをしたそうで、「牡蠣は食わん」と言っています。
貝に溜まる食中毒原因は有毒プランクトンが蓄積する「貝毒」が昔から有名でしたが、これに今はノロウィルスが加わりました。
ノロウイルスは日本沿岸の2枚貝の1/3に存在するそうですが、なにぶん生で食べるのは牡蠣ばかり。 ということでかきは袋叩きになっています。
まぁ、しかたがない。
1億人の日本人がせっせと汚した海で育った貝ですからねぇ。
一方、ZL(ニュージーランド)では、ちょっと危ないと思うとすぐ農水省が喫食禁止にしてしまいます。 おかげで6年間シーズンごとに数十枚の生牡蠣を食べつくして当たったことなし。 ま、あれだけの国土で400万しか人口がないのです。 それは海はきれいですよ。
   
ZLの牡蠣はオークランド湾か、ベイオブアイアランズが産業的に成功しています。
これらの牡蠣処理工場を見ると、日本の水産工場の汚さは際立ちますね。 悪いけど。
「地元の保健所は漁協に遠慮して中毒が出るまで注意報を出さない。 だからうちの学生には事前に学内警報を出している」とは日本の某水産学部の先生のお話。
くわばらくわばら

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