騙す馬鹿 騙される馬鹿

日本を含む東アジアの国民性に「平気で人をだまくらかす」というのがあります。 日本人はウソをつかないと勘違いしている人々も、最近の数々の「偽装事件」で思い知ったことでしょう。 
偽装事件一覧はこちら
今度はクエだそうな。 読売新聞
アブラボウズはカサゴ目ギンダラ亜目の魚で深い海に生息しているそうな。 深海性の魚でアブラと言う名前が付くとPGJは「アブナイ」とピンと来る。
調べてみたらやっぱり。 同じく深海魚のアブラソコムツと同じワックス魚だった。 なぜか知らないけれど深海性の魚はワックス魚が多い。 これを食べると大当たりします。
しかし、クエと偽って毒魚を売るとはさすがだね。
TVで記者会見を見たら「同じ種類の魚なので」と言っていましたが、クエはスズキ目ハタ科ですので、まるで違う種類。 確かに犬の肉を魚と言って売ったわけではないがねぇ。 
昨日の読売新聞に載っていた記事。 (電子版はこちら
「鶏の餌は黄身の黄色が濃くなる餌が売れている。」なぜなら、
「黄色が強ければ強いほど消費者が特別な玉子だと思って買うから」らしいが、畜産を学んだものなら皆常識「鶏卵は餌で簡単に色を変えられる。」
「こくがあって美味しい」も簡単「脂肪分の異常に多い餌」を多給すれば、ハイ出来上がり。 餌の値段は3倍に上がるだろうが、そんな玉子を特別健康に良いと信じて普通の玉子の10倍で買ってくれるお馬鹿な消費者がいれば、いいビジネスではある。
共産中国ではガソリン用着色剤を餌に混ぜて黄身を赤くした「プレミア」玉子まで出回ったそうで、さすが東アジアの共通項。
何が良いものか、自分の価値観が無いから、こんなものに簡単に騙される。
ブランド信仰といっしょだね。
クエも玉子も意味の無いものにお金を払う騙されるべくして騙される馬鹿と騙す馬鹿。
ミートホープの社長は実刑をくらったけれど、こんなことでは偽装事件は後が絶えないでしょうね。

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