論点は二つ

Dr. Obokataが非難されております。
論文剽窃があったとか、データ改ざんだとか、いやいや、この段階で結論は早すぎる白黒つけるな。 とか にぎやかなことです。
理科系でない方に簡単に説明するとこの案件は最低2つの問題点を含んでいます。
まずはじめに。
他の論文の剽窃。 いわゆるコピペですな。 今時の学士論文にはウジャウジャあるし、学部の学生レポートは交友関係が見て取れるほどです。
大元の学生を推量するのは教職員の暇つぶしの一つでもあります。hi
ともかくD論(博士論文:はくしろんぶん)以降ではやってはいけない絶対のお約束。
Referenceも出してないのは、確信犯ですね。 出しておけばいいですが、冒頭が丸々コピペではReference付けても普通は論文が通らんです。
自分の過去データの使い回しもReferenceを明示して「私の一昨年の論文よ」と宣言しなくてはいけません。
次が
データの改ざん。 これはGood Laboratory Practiceの精神に反する。 GLPは医療分野での非臨床実験についての基準ですが、そもそもつくられた理由は、今回のようなデータ改ざん。 嘘研究を防止するため。
大幅な犯意があるなしにかかわらず。 だらしのない研究者はGLP違反を犯すものです。 データの紛失、混ぜ込みetc
Dr.Obokataの研究態度は「だらしがない」としか見えなかった。のでGLPを疑いました。
一方、STAP細胞の存在が本当なのかウソなのか。
これは、わかりません。 Varidation(再現)ができなければ、普通は「失敗」という評かを受けます。  学会の大家でも「あの実験失敗だったぜ」という論文を出すくらいですから失敗は珍しいことではありません。
文系のシロウトさんは上記3点をマゼコゼに考えて騒いでいます。 
まぁ。ヤレヤレ。
   
     この写真は無関係な飾りですhi

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