ミツカン

中埜酢店。 これを「ナカノスミセ」と読める人はかなり少ないでしょうね。
ミツカンで有名です。 http://www.mizkan.co.jp
半田市(JCC2006)に江戸時代からある資本家の酢醸造業であり、ご一族でなんでもかんでやっている今時珍しいご一族です。
当然 非上場会社です。
で、行ってきました。
       
こちら ご本社様
9時過ぎに黒塗りのクルマが入っていくという、今どき「重役出勤」なんて言葉が生きている会社さんのようです。 そりゃキャンベルとのビジネスもコケるわけで。。。
スープの次は、パスタに挑戦だそうですが。 大丈夫なのかねぇ?
http://toyokeizai.net/articles/-/38422
でミツカン資料館です
旧半田工場跡地を使った資料館です。

さすが非上場会社はやりたい放題だね という資料館の建屋です。
世界最大の上場食品企業の資料館でさえここまですごくはなかった。
     
中央の赤い羽織が中野又左衛門さん。  当時はまだ中野さん。
明治に入って、ミツカンの商号を登記した際に、中埜に変えたそうです。
     
展示解説はほぼ古式の酢醸造と昭和までの歴史に限られます。

        

江戸時代のSCMを説明するために再現した木造船。 凄いね。

いろいろ資料が残っているところは同族会社の凄さです。
ところで画面に照明が写り込んでいますでしょ。

照明の位置関係が悪いのです。 上のライン照明が展示ケースのガラスに反射してしまうという。 JR東海の博物館にも見られる愛知のオモテナシ文化の浅さだろうか?

数少ない技術展示1
酢の発酵槽。 酢酸菌が膜を作っているところ。
その昔、世界有数の酢のメーカーに勤めていた際に、殺菌不良で瓶の中でこの膜が発生して苦情になったことがあったねぇ。 缶詰協会に増殖培養依頼したけど、結局「失敗でした」という痛い思いで付きです。
最後が食酢利用食品の紹介

       

産業資料館としていくとガッカリしますが歴史資料館と思うと良いのではないでしょうか?
入場は予約制 有料です。
そうそう 食品工場として5Sはできてないね。
    
不合格!
おみやげに以下を買いました。
  
操業当時の滓酢と、それを寝かせたもの。 寿司に使ったらどうなるか楽しみ。
寿司用の皿は常滑で買ったのよ。 
近所にはご一族の酒屋さんもあります。

       
いってらっしゃーい。

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