おー! 錦絵

鈴木春信の浮世絵がかわいらしくてPGJは好きです。
そもそも浮世絵よりは蒔絵漆器のような「PGJには絶対買えない高価なもの」のほうが眺めていてため息が出るというか、ワクワクするというか。好きです。
(だから先月の今京都国立博物館の蒔絵展は堪能したねぇ)
その点浮世絵は、PGJの感覚では、今時のお馬鹿な日本のご婦人がエルメスやルイヴィトンの合成樹脂製鞄をありがたがってみているのと同じような感覚で、昔のアホ欧州人が日本のサブカルチャー版画ポスター(いまならアニメーションやマンガだね)をありがたがって拝んでいるようにしか感じていなかったのですが。。。
PGJもマンガは好きだが、一部マニアのようにありがたがる存在ではないですよ。

ところが今回、江戸東京博物館で本物の春信や北斎の錦絵を見て。
おー! と感動したんですよ。 作品によりけりですが、いいですなぁ。 ヴィトンのビニールレザーと一緒にしたらバチが当たる。
当然、骨董の本物は買えないし買う気もしない。
ただ、今回、日本の博物館ではなかなかお目にかかれない本物に限りなく近いレプリカを作る工芸屋さんの作品の存在を知りました。
アダチ版画研究所
江戸時代同様、手で版木を彫り、手で摺る。 インキは現代物なので現代の色調がします。 ただし、江戸時代も印刷直後はかなり鮮やかだったらしく、それを考えると、この色でいいのでしょう。
いずれにしても、いくらインクジェットプリンターが発達しても、あの手で摺った息遣いは伝わらないのですね。
いいな と思うのは額装で5万円を越します。  要検討だね。

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