新聞記者。。。

しかしまぁ本邦の新聞記者と云う人々は、記者クラブ発表を垂れ流すだけだもんだから、自分で調査評価する才能が極めて低い。 
先日、STAP細胞の変異現象をとらえたDr. Obokata(オボカタハクシ、「はかせ」ではないのよ)。 「理科系女子が少ない中で」とかと言う、実に思い込みの記事が多かったですね。
理科系大学生の男女比について先日の讀賣では
 医歯薬系半分よりやや多め
 農工学系2割前後
という記事を掲載していましたが、どういう分け方だ?  
下のリンクは政府の学校統計の学課別男女別構成数一覧です。
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/Xlsdl.do?sinfid=000023610146
医歯薬は女子8割超えの看護学部があるので、多くて当たり前。
ひるがえって、農学系と工学系を混ぜるのが分からん。 
PGJの頃から獣医畜産学部は女子がウジャウジャいたし、今では54%が女子学生。 農学系では20年位前から女子学生の数が著しく増加してきたもんです。 
逆に今もまるでいないというのが工学系。 女子たったの12%。
機械工学科に至っては4%! (こうなると性格がよほど悪くない限りモテモテである。)
讀賣の記者はこのエクセルにあたらなかったんだろうねぇ。 誰かからの思い込みの聞きかじり。 
しかしまぁ、このDr. Obokata。 研究に関係のないところに訳の分からん色を付けたもんで、変にマスコミの寵児になっていますね。 「研究に支障が出る」って、DR.Obokata。。。
自分でまいた種だろ。
理研の自分のページも、この有様。 いつまでハタチそこそこの女子学生で居るんだか?
http://www.cdb.riken.jp/crp/news2014.1.31_2.html
彼女が居なくても、これからの研究は、もっと優秀な世界中のチームがやってくれるでしょう。
ところで、調べたついでに見つけた資料です。 こちらは要約のpdfなんでわかりやすいと思います。
人文社会系と言うものは、よほど金持ちの坊ちゃんお嬢さんが多いんですねぇ。
卒業後1/4が定職に就かないというのは驚きです。
以下の8ページ下段のグラフをご覧ください。
http://www.mext.go.jp/component/b_menu/other/__icsFiles/afieldfile/2012/12/21/1329238_1_1.pdf
    
XYLのアルバムからでてきた学生時代の写真。 当時でも十分微生物系細胞系は女子が多かったけどね。 
新聞屋はそんなに男社会なのかねぇ? 私の勤め先じゃ女が多すぎる!と逆ダイバシティーを考えている有様ですがhi

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