土砂災害

アオテアロアとはZLの古い名、マオリ語での呼称です。
アオテアロアの神が最近ご機嫌斜めです。
ギズボーンの北、山を越えた200Km北にはベイオブプレンティー地方が広がっています。
去年に引き続き、洪水と土砂崩れです。
日本のように、災害が当たり前のような国は世界では珍しいらしい。 お陰で世界一土建業の存在率が高い国になったわけです。 ZLは気候が穏やかで、天災とあまり縁が無い。 
かくして、災害慣れしている日本人が見たら、「はぁ?」というような場所に家が建っていたりします。 今回はそういう家が被害にあったようです。
まさに、日本じゃ常識、海外では非常識。(その逆も多々あるけど)
もっとも、タイの大津波のときに、引いていく潮を見ても逃げなかった日本人がいましたね。
「先祖代々住んできた土地だから」という理由がまったく無いこの国で、何ゆえそんな危なげな所に家を建てる?と 思うのだが。
こんな土地の余っている国で、わざわざ、崖の上に家を建てなくてもとおもいませんか? 理由は「だって景色がいいじゃないの」だってさ。
理科教育の減少は、こんなところでも国民の財産を危機にさらしています。 津波を見物している観光客の話じゃないけど、日本も理科常識の欠如は「明日はわが身」。 
理科の先生がんばって仕事してくれ! 
しかし、翻って我がギズボーン地方を見ると、気候は実に穏やかなまま、200Km先の隣町の洪水なんて「へ?そんなことあったの?状態」。
だから、野菜農家が多いのかねェ ここは?
ひとつZLの素晴らしいところは、こんなひどい災害が有ると、かならずスーパーのレジに募金箱が置かれて寄付が普通に集まること。 この貧乏国で数日で2億円相当を軽く集めたりするのです。  こういうところは日本人も見習ってほしいね。

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