おもちゃの鉄砲

おもちゃの鉄砲を改造して威力を上げて遊ぶ方が日本には大勢いるそうで。 秋葉原などで見かけますが、よくできてますね。 見た目は本物より良いですよ。hi
あれだけ見栄えが本物らしくて、有効射程5mしかないのですから(飛距離は15mくらい? ちなみに大口径ライフルの弾の飛距離は3Km弱です)、もっと遠くの物を撃ちたいと思うのは人情ですがねぇ。 
でもしょせん玩具。 10m先の2mmの的を撃ちたいと思ったら銃砲所持許可を取って競技用空気銃を銀座銃砲店あたりでお買いなさい。 都市部なら空気銃の射撃場はいくらでもあるし。 撃つ場所には困らない。
神奈川の平塚には平塚銃砲火薬店併設のエアライフル射場があるし、エアライフル、空気銃は撃つ場所には意外と困らない。
ここでややこしい日本語のご解説。 
空気銃:免許がいります。 地元の警察や銃砲店で聞きましょう。
エアライフル:空気銃のほとんどがエアライフルで、エアピストルもあります。 ライフルというだけあって銃身内にはライフリング(旋条)がしてあり、標準的な弾丸は鉛です。
エアガン:これがややこしい。 Airgunを単純和訳したら空気銃なのですが、日本では主要部品を合成樹脂で作られた、本物の銃を模造して作られた玩具で、圧力の低い圧搾気体(炭酸ガス、フロンガスなど)や、ばねの力でプラスチック製の弾丸を発射する物。を言うようです。
これは免許は不要。
しかし、これを違法改造して飛距離だけを延ばしたがる御馬鹿が多いようで昨今NHKを賑わせておりますが、本当に馬鹿だと思う。
いくら強力にしても、銃身内にライフリングしていないから弾はどこへ飛んでいくかわからない。 火縄銃や、散弾銃で使用するスラッグ弾(猪用一発弾)の命中精度と同じ。
スラッグ射撃で50mの距離で直径1m以上はある的を使うのは、同じ場所を正確に狙ってもライフリングをしていない鉄砲は、みごとに着弾がとっちらかるから(当たらない)。 ヒグマを一撃で倒せるけど威力ばかりで、距離が離れると本当に当たらない。
ちなみに火薬を使う小口径ライフル射撃の的は50m先の直径10数センチ。
大口径ライフルは300m先で直径1mくらい。 
つまり、それくらい着弾がぶれないわけ。 ま、大抵の国体級の選手は中心の1センチからはずしませんけどね。
というわけでライフルのしてあるまっとうな銃と比べて破壊的に命中精度の悪い火縄銃を実戦で使うためには、数の力に頼る必要があるわけです。そこで設楽が原に、ずらーーーーっと火縄銃を並べて、一斉大量発射を実践した信長は偉かった訳です。
おもちゃの鉄砲は、人の尻に当てて、「イテー」で済む程度の物で、コタツに足を突っ込んで隣の部屋の空き缶を撃つ程度で楽しんで居ればいいのよ。
原付には原付の楽しみがあるでしょ。 それと同じ。
原付に750ccのエンジンつけて楽しいかね。
ちなみにこちらは我がギズボーンシューティングクラブのトラップ射撃。
射程距離は30mちょい。 ショットガンは離れたら効きません。

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