脱包するまで歩くな

千葉県市原市の射撃場で足元に向けて発射してしまったご老人がおられて3人怪我したそうです。
神奈川県営伊勢原射場でも同種の事故がありましたが、決められた手順を守らないと事故になるという典型です。 規則は守るものです。 守っていれば事故が起きる可能性は大変低くなります。 これは工場での生産も同じです。 手順書を守って作業していれば事故にならないし、生産性も高いし、品質も落ちない。
また、守りにくい規則は改変して、守りやすいものにするのも、生命の危害リスクが無視できるほど低いとか、品質への悪影響が極めて低いなら、一つの手です。
どーもJAは決められたことを守れない人が多い。 憲法からして改正をせず玉虫色解釈を延々やっているから、これは国の風土でしょうかねぇ。
さて、競技射撃で射台(ピンクの矢印で示したところ)から出る場合。 元折れ式のショットガンは折ってから、自動装填式のショットガンは機関部を開放してから歩みだすというのは世界共通の基本の基本。
PGJは弾を抜いてから歩みだすことにしていますがね。

おまけに今回の事故では指が引き金に掛かっていてよろけた拍子に引いてしまったそうですが、射台から出たらグリップを鷲づかみにして用心金(引き金の周りの輪の部分)に指を入れないというのも基礎の基礎。
今回の事故は、
1. 銃を装填状態にしたまま射台から出た。
2. 装填状態の銃を持って歩いた。
3. 装填状態の銃を地面に向けた。
4. 射台外で指が引き金に掛かっていた。
という4重の安全基準の無視が引き起こしたものです。
日本人は何事も慣れてくると、安全の手順を無視したがるもので、無視したほうが職人芸に見えて上手に見えるというワケノワカラン価値観がありますが、こういう点はZLを見習って欲しいものです。
基準を守って安全に遊びましょうよ。 

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