味の感じ方

昨日の晩御飯はワンタンでした。
ワンタンといえば「史上最高に旨かったワンタンはDLのコプレンツで食べた物だねぇ」と、我が家の食卓の話題に出ます。
OZに仕事で行っていた際、大学が夏休みで遊びに来たXYLとユーレイルパスを使ってOZからDLへ観光旅行に出たのです。 その際にモーゼル川下りを楽しんだ後に泊まったのが、ライン川とモーゼル川の合流点コプレンツ。
あのホテルの近所にあった中華料理屋のワンタンは旨かった。
「単にアミノ酸に飢えていたのよね」とはXYLの説ですが、まさにその通り。 OZ暮らしで、毎日ソーセージと焼肉で暮らしていても苦にならなかった若かりし時代でしたが、やはり日本の味=発酵食品の味=アミノ酸の味に飢えていたんですね。
日本を含め東アジアの食文化は、魚や野菜、穀物の蛋白を醗酵させた主として植物由来のアミノ酸にした味が基本。 油脂や乳蛋白を醗酵させた味が基本の西洋の味覚とは大きく異なります。 それに日本には昆布を食べる習慣もありますし。
日本人は特にアミノ酸漬けの生活を千年以上続けてきたので脳みそのアミノ酸対する受容体が他の人種比べて発達しています。 ある意味、外国人には和食の真の旨さは生理的にわからないのですね。
それでも。 私の友人で、OZに住むおばちゃん。 日本食を捨てきれず、とうとう旦那も近所の皆にも日本食をしこんでしまいました。 OZの田舎で、箸を使って味噌汁とご飯を食べてるデンマークの人々を見たときは笑ってしまいました。

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