4年ぶりイルマーレ

箱根外輪山西側に住んでいた頃は、記念日に小田原市(JCC1107)へ美味しいものを食べに出かけようとすると海席魚國か早川港のイルマーレか、というオプションしか無かったのですが、前者はすでに無く。 
という訳で後者へ。  
4年ばかり行っていませんでしたイルマーレ。 

ほぼ、いつもこの席なんですな。

アミューズはムギイカのフライと白魚。


定番のアントレ  


お酒は木の樽で寝かせたシャルドネ。
もうちょっと入れていただいたほうが香りが立つんですが。
まるで赤ワイン用のグラスの様ですが樽で寝かせたシャルドネ用はこんなシェイプ。
詳しくはリーデルのサイトで御覧ください。
https://shop.riedel.co.jp/products/detail.php?product_id=431
      
       パプリカスープ 確かに美味しゅうございました。
      
       パスタ1
      
       パスタ2
       また、カラスミのパスタが出てきたらどうしよう、
       と思ったら流石に出なかった。 
       トリュフのパスタです。

メインはキンメダイ。
青のりが美味しかった。

デザートは秀逸だった。

エスプレッソマシンはMFI系をお使いだそうですからチンバリかな。 シュガーテストをしてみたらクレマが砂糖を支えられたのは5秒未満。 エスプレッソとしてはイマイチだねぇ。
味ばかり濃くてクレマが立たないのは抽出時間が長すぎるせいなんですが。

50席未満のイタリアンレストランにはNespresso ZN-100の方が向いているし食事する人の満足度も高められるもんです。
小規模HORECAではカプセルコーヒーを使ったほうが高品質な珈琲を安定して提供できるし、デカフェの提供もできるからなんです。
そもそも、腕の良いバリスタを雇える余裕のあるレストランは少ないし、そもそも日本にはなかなか良いバリスタが居ない。
 
という訳で 結局、多くのイタメシ屋さんは。
- 使いこなせないユラやチンバリのマニュアル機を導入して悪戦苦闘している少数派(使いこなせてないから旨くない)。
あるいは
- グラインダー付きオート機を導入して、軽いルンゴを飲みたい客と、しっかりしたエスプレッソを飲みたい客、ミルクレシピを飲みたい客に、全て同じ珈琲豆で出しているか。 (ほとんどのミル付き全自動機はコーヒー豆の切り替えができない。)
の、どっちか。
焙煎したコーヒー豆はマッハのように酸化していくので、毎日焙煎したての珈琲を1Kg届けてもらえるようなカフェでもない限り、美味しい珈琲をバラエティを揃えて提供しようと考えても、ほぼ無理。
解決策は食品保蔵学を学んでから珈琲の勉強をなさることだけど、イタリアンレストランの厨房の皆様にそんな時間はないので、答えはほぼNespressoしかない。 
我が国ではZNかAGしか手がないねぇ。
https://www.nespresso.com/pro/jp/ja/pages/coffee-machines
illy、、、  我友Alessandroには良いマシンを開発してもらいたい。 hi
さて、記念日にはちょこちょこ使ってきた早川漁港イルマーレさんですが、4年ぶりだったのは「あそこはメニューがマンネリ」という夫婦の感想だったからなのですが、、、過去の記事を見てみると、そうでもない。
http://sky.ap.teacup.com/applet/zl2pgj/msgsearch?0str=%82%A0&skey=%83C%83%8B%83%7D%81%5B%83%8C&x=0&y=0&inside=1
素材が魚ばかりなので目先を変えにくい、食べる側の印象が変わりにくいというのもあるのでしょうか?
XYL曰く「久しぶりに他人に旨いものを作って貰って食べた」。
ともあれ、美味しゅうございました。 景気浮揚もあって3諭吉では足りない。 ま、年に一度さ。
ごちそうさまでした。

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