がんばれZL

昨晩のNHKTVでTPP交渉が取り上げられました。
ニュージーランドのフォンテラにはかなわない。 と北海道の農業団体が大騒ぎ。 よつ葉乳業も潰れちゃうぞ!とやっていましたが。。。
ニュージーランドの酪農産業が、ここまで来るのにどれだけ投資と努力をしてきたかを考えれば、この競争力は当然だし、「よくやった」と評価してやりたい。
ZLの乳業会社は、昔はほぼ国営ニュージーランドデイリーボードが輸出組織だったし、一村一乳業会社のようなもので、弱小工場がウジャウジャあった。 
それが合併に合併を重ね今のフォンテラができたのである。
生産性の悪い工場は閉鎖し、研究や品質に投資し、農家も多頭飼育化へ突き進んできた。
とうぜん、工場が無くなって仕事がなくなった人もいるし、投資に耐えられなくて廃業した酪農家もある。
ただし、農家がOwnする乳製品会社として、農家の総意でそうなったのです。また、そうしなければ「壊滅状態羊農家」の二の舞という危機感があったんだろうね。
(今もZLは羊の国だが羊に輸出がこけて飼養頭数は最盛期の1/10以下)
ZL政府の補助金は手厚くはないが効率的です。 輸出で外貨が稼げる業界で、投資の見返りがある場合にはどんどん投資します。
日本の、「今日食う飯のための補助」とは大違い。
よつ葉乳業だってZLから安い原料が入ってきたら、より単価の安い良質な乳製品を安定供給できるし、株主がうるさいからTPP反対だけど、実は「どっちにこけてもいい」と思っているのではないかと思うのです。
首都圏の消費者としては、産地はどこでもいい。 安価で良質であればZL産だろうがJA8だろうが、どこでも構わん。 
それにZLの輸出産業が盛んになれば雇用も増えてPGJのZLでのビジネスチャンスも開けようというもんで。  甘いか?hi

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